テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)が第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)が第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を7-5, 6-7 (5-7), 6-2のフルセットで破り、2019年以来4年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。試合後の会見でスイトリナは「ウクライナの人たちにささやかな幸せを届けることができて、本当にうれしい」と語った。
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昨年10月にG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産していたスイトリナはウィンブルドンに2年ぶり9度目の出場。最高成績は2019年に記録したベスト4進出となっている。
今大会では1回戦で世界ランク558位のV・ウィリアムズ(アメリカ)、2回戦で第28シードのE・メルテンス(ベルギー)、3回戦で同128位のS・ケニン(アメリカ)、4回戦で第19シードのV・アザレンカを下し8強入りした。
この日の第1セット、1ブレークダウンでゲームカウント3-5とリードされたスイトリナ。それでも、第9ゲームから怒涛の4ゲーム連取に成功し先行する。
続く第2セットでは互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。先にミニブレークに成功し4-1とリードしたスイトリナだったが、その後シフィオンテクに2度のミニブレークを許し、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、スイトリナはファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。第2ゲームから5ゲームを連取し、2時間51分の激闘を制した。
試合後の会見でスイトリナは「信じられないわ。今日のプレーには本当に満足している。ウクライナでもたくさんの人が見てくれている。本当に多くのメッセージをもらった。今日はまだ携帯をチェックしていないけど、たくさんのメッセージやニュースがあると思う。ウクライナの人たちにささやかな幸せを届けることができて、本当にうれしい」とコメント。
「私にとってはすごく意味のあること。正直、準決勝に残れるとは思っていなかった。ただ、1試合1試合を大切にしたいと思っていた。この調子でいきたい。目の前には大きな挑戦がある。でも、タフな相手、グランドスラムのチャンピオン、勝ち方を知っている選手、プレッシャーのかかる場面でのプレーを知っている選手たちを相手にプレーできたことは本当に誇りに思う。自分のパフォーマンスと、ここまでの状況への対応には本当に満足している」
勝利したスイトリナは準決勝で世界ランク42位のM・ボンドロウソワ(チェコ)と対戦する。ボンドロウソワは準々決勝で第4シードのJ・ペグラ(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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