今月3日(月)からイギリス・ロンドンで開催されているテニスの4大大会であるグランドスラムで唯一グラスコートを舞台とする「ウィンブルドン」(本戦7月3日~16日/グラスコート)。[Draw]ウ…

 今月3日(月)からイギリス・ロンドンで開催されているテニスの4大大会であるグランドスラムで唯一グラスコートを舞台とする「ウィンブルドン」(本戦7月3日~16日/グラスコート)。[Draw]ウィンブルドン 男子シングルス[Draw]ウィンブルドン 女子シングルス

 伝統の休息日"ミドルサンデー"を経て迎えた大会7日目は、男女シングルスともベスト8入りを賭けた4回戦に突入。男子では、全仏オープンに続くグランドスラム連勝を狙った第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、今大会最長となる4時間48分に及ぶ激戦の末に3-6 4-6 6-3 6-4 13-15で第16シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)に惜敗する波乱が起きた。 "ビッグ4"の一角が姿を消す中、史上最多の8度目の大会制覇を目指す第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第13シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に、連覇を狙う第1シードのアンディ・マレー(イギリス)はノーシードから勝ち上がって来たブノワ・ペール(フランス)にそれぞれストレートで勝利を収めた。なお、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とノーシードのアドリアン・マナリノ(フランス)の一戦は、ナダル対ミュラーの試合が長引いたため1日順延となった。 それ以外の試合では、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が第10シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に、第11シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が第8シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に、第24シードのサム・クエリー(アメリカ)がノーシードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)にいずれもフルセットの末に勝利。第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は第18シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)をストレートで下した。 女子でも、トップ4シードのうち2選手が新旧の全仏オープン優勝者を相手に涙をのんだ。第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は昨年の赤土の女王である第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は今年の赤土の女王である第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)にそれぞれ敗れた。一方、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は全豪オープン連覇の実績を持つノーシードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)をストレートで下し、トップ4シードで唯一ベスト8に進出した。 それ以外の試合では、第24シードのココ・バンダウェイが第5シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に、第6シードのジョハナ・コンタ(イギリス)が第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)に、第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)が第9シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に、第10シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第27シードのアナ・コニュ(クロアチア)に、2回戦で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を下したマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)が予選上がりのペトラ・マルティッチ(クロアチア)にそれぞれ勝利した。大会8日目の11日は、男子シングルスでは、前日消化できなかったジョコビッチ対マナリノの4回戦が行われる。女子シングルスでは、ハレプ対コンタ、クズネツォワ対ムグルッサ、ビーナス・ウイリアムズ対オスタペンコ、バンダウェイ対リバリコバの準々決勝4試合が行われる。尚、本サイトではウィンブルドンの試合を厳選して、連日テキスト速報でお送りします。是非お楽しみください。

■7/11の速報対象試合(予定)※変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

<男子シングルス4回戦>

20:00:アドリアン・マナリノ(フランス)VS.ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2]<女子シングルス準々決勝>

21:00:ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)[14]VS.スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)[7]<女子シングルス準々決勝>

22:30頃:ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)[10]VS.エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[13]<女子シングルス準々決勝>

23:00頃:マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)VS.ココ・バンダウェイ(アメリカ)[24]<女子シングルス準々決勝>

24:00頃:ジョハナ・コンタ(イギリス)[6]VS.シモナ・ハレプ(ルーマニア)[2](テニスデイリー/ナノ・アソシエーション)

※写真は「全仏オープン」準決勝で第30シードのティメア・バシンスキー(スイス)を倒したノーシードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)