テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、女子シングルス4回戦が行われ、第2シードのA・サバレンカが第21シードのE・アレクサンドロワを6-4, 6-0のストレートで破り、2021年以来2年ぶり2度目のベス…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、女子シングルス4回戦が行われ、第2シードのA・サバレンカが第21シードのE・アレクサンドロワを6-4, 6-0のストレートで破り、2021年以来2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。試合後の会見でサバレンカは前日の4回戦で握手拒否を尊重したV・アザレンカがブーイングを浴びたことについて問われ答えている。
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25歳のサバレンカは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でシングルス自身初となる四大大会制覇を成し遂げた。その後も好調を維持すると3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)と4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)で準優勝、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で優勝を飾った。
先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では準決勝でK・ムチョバ(チェコ)にフルセットで敗れ、四大大会で2度目の決勝進出とはならず。ウィンブルドンに出場するのは2021年以来2年ぶり5度目であり、最高成績は2021年に記録したベスト4進出となっている。
今大会、サバレンカは1回戦で世界ランク82位のP・アドゥヴァーディ(ハンガリー)、2回戦で同41位のV・グラシェバ(フランス)、3回戦で同40位のA・ブリンコワを下し16強入りした。
この日の第1セット、サバレンカはファーストサービスが入ったときに84パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。第6ゲームで2度のブレークチャンスを逃したものの、第10ゲームでは4度目のブレークチャンスをものにし、先行する。続く第2セットは1ゲームも取られることなく制し、1時間11分で勝利した。
試合後の会見でサバレンカは「素晴らしい気分。今日のプレーレベルにはとても満足している。勝利をできてとてもうれしい」とコメント。
また、前日に行われた4回戦で第19シードのアザレンカは試合後、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)を尊重し、握手に行かなかったことで観客にブーイングを受けた。このことについて問われたサバレンカは次のように述べている。
「本当にタフな状況。エリーナ(スイトリナ)も言っていたように、選手たちが憎しみを持ってコートを去ることがないように、誰かがSNSで握手がないことを発表する必要があると思う。つまり、観客が実際に何が起こっているのかを知ることは良いことだと思う。握手をしないのには理由があるからね」
勝利したサバレンカは準々決勝で第25シードのM・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは4回戦、16歳で予選を勝ち上がった世界ランク102位のM・アンドレーワを3-6, 7-6 (7-4), 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と第6シードのO・ジャバー(チュニジア)が8強に駒を進めている。
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