テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第17シードのH・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (8-6), 7-6 (8-6), 5-…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第17シードのH・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (8-6), 7-6 (8-6), 5-7, 6-4で破り、14度目のベスト8進出を果たした。この試合は9日に行われたが日没サスペンデッドにより、10日に順延。ジョコビッチは試合後の会見でジョコビッチはセンターコートの試合開始時間を再考すべきと明かした。
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ウィンブルドンで5連覇と8度目の優勝を狙う36歳のジョコビッチ。今大会は1回戦で世界ランク68位のP・カチーン(アルゼンチン)、2回戦で同70位のJ・トンプソン(オーストラリア)、3回戦で同88位のS・ワウリンカ(スイス)を全てストレートで下して4回戦に駒を進めた。
9日に開始したこの一戦、第1セットでは互いにブレークチャンスを与えず、サービスキープを続けタイブレークに突入。先にミニブレークを許し3-6とされたジョコビッチだったが3度のセットポイントを凌ぐ驚異の粘りを見せ、5ポイント連取で先取する。
続く第2セット、第4ゲームで1度、第8ゲームで4度のブレークチャンスを掴んだジョコビッチだったが活かすことができず。再びタイブレークにもつれ込むとミニブレークの奪い合いを制したジョコビッチが2度目のセットポイントをものにする。2セットアップと勝利に王手をかけた時点で日没サスペンデッドにより翌日順延に。
10日、第3セットから再開されると安定したサービスゲームを見せたフルカチュに1度のブレークを許し、セットカウント2-1と追い上げられる。それでも第4セット、ジョコビッチはファーストサービスが入ったときに94パーセントの高い確率でポイントを獲得したブレークチャンスを与えず。自身は3度の内1度をものにし、計3時間7分で勝利した。
3回戦・準々決勝といずれも日没サスペンデッドによる順延で4日間で2試合をこなしたジョコビッチ。試合後の会見ではセンターコートの第1試合開始時間を13時半(現地時間)から再考すべきだと思うか問われ次のように述べている。
「僕もそう思う。近隣地域や住宅地の関係で変更するのがより難しいものだと理解している。少なくとも試合開始時間を12時にすることは可能だと思う。そうすれば、また違ってくると思う」
「20時を超えると、試合を終えることができない可能性が高くなる。ワウリンカ戦もフルカチュ戦もそうだった。両試合とも、ほぼ21時に始まった。どちらもウォームアップをしたのは13時時頃。宿舎に戻るべきか、それとも残るべきかを考えるが、昨日は残ることにした。7時間、試合が始まるのを待っていたよ」
「とても長いね。何が起こるか分からない。今日は少なくとも1時間半はあった。前の女子シングルスで選手が棄権したことで試合が始まることが告げられた。それがテニスだ。どのシナリオにも対応できるようにしておかなければならない。それが現実。順応するしかないよ。このような特殊な状況を経験するのは初めてではないし、おそらく最後でもないだろうね」
「ウィンブルドンは伝統と歴史があり、特定のものを変えないということに執着している。例えば、昨年王者が初日に出ることとかね。ここ数年、大会が始まる前にセンターコートで練習する機会があったのはいいことだったけど私はあまり好きではない。むしろ、大会が始まる前にセンターコートでまったく練習しないほうがいい。その方がコートのためになると思う」
勝利したジョコビッチは第7シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは4回戦で第23シードのA・ブブリク(カザフスタン)を7-5, 6-3, 6-7 (6-8), 6-7 (5-7), 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第3シードのD・メドベージェフ、第6シードのH・ルーネ(デンマーク)、世界ランク43位のC・ユーバンクス(アメリカ)が8強に駒を進めている。
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