テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第3シードのD・メドベージェフは世界ランク37位のJ・レヘチカ(チェコ)と対戦。6-4, 6-2とリードした時点でレヘチカが途中棄権し…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第3シードのD・メドベージェフは世界ランク37位のJ・レヘチカ(チェコ)と対戦。6-4, 6-2とリードした時点でレヘチカが途中棄権したため、大会初のベスト8進出を果たした。試合後の会見でメドベージェフは前日の女子シングルス4回戦で握手拒否を尊重したV・アザレンカがブーイングを浴びたことについて問われ答えている。
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27歳のメドベージェフは2021年に記録した16強がウィンブルドンの最高成績。今年は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク391位のA・フェリー、2回戦で同35位のA・マナリノ(フランス)、3回戦で同67位のM・フチョビッチ(ハンガリー)を下し16強に駒を進めた。
この日、メドベージェフはファーストサービスが入ったときに97パーセントの高い確率でポイントを獲得。33本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったレヘチカから14度のブレークチャンスを握ると3度をものにし、2セットを連取。この時点でレヘチカが途中棄権を申し出たため、試合は1時間31分で終了した。
試合後の会見でメドベージェフは「正直言って良いプレーができた。試合中、彼は少し苦戦しているように見えた。僕のプレーは素晴らしかったと思う。サーブもよかったし、ショットに深みがあった。おそらく、今大会最高の試合だった。と同時に彼が途中棄権したとき、おそらく試合中ずっと何か悩んでいたのだろうと思った。残念だよ。彼は素晴らしい選手だから、早く回復できることを願っている」とコメント。
また、前日に行われた女子シングルス4回戦で第19シードのアザレンカは試合後、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)を尊重し、握手に行かなかったことで観客にブーイングを受けた。このことについて問われたメドベージェフは次のように述べている。
「大きな誤解だと思う。タイブレークを9-11で落としただから、彼女(アザレンカ)はとても残念だった。ファイナルセットのタイブレークで負けるのは誰にとっても残酷なことだよ」
「彼女は記者会見でスイトリナの決断を尊重し、握手をしなかったと言った。当時、コートの観客は1万人くらいだったと思う。実際には分からない。全員がこの話を知るわけではないだろう。彼らはただ、彼女が握手をしていないのを見ただけ。だからブーイングが起きたんだと思う。会見での“素晴らしい試合だった”“テニスの話をしよう”という彼女の反応は良かった」
「ブーイングを浴びたことは、彼女にとっては残念なことだと思う。でも、観客はその背景を知らなかったから、あんなことになってしまったんだと思うよ」
勝利したメドベージェフは準々決勝で世界ランク43位のC・ユーバンクス(アメリカ)と対戦する。ユーバンクスは4回戦で第5シードのS・チチパス(ギリシャ)を3-6, 7-6 (7-4), 3-6, 6-4, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第6シードのH・ルーネ(デンマーク)、が8強に駒を進めている。
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