テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日に女子シングルス3回戦が行われ、16歳で予選を勝ち上がった世界ランク102位のM・アンドレーワが第22シードのA・ポタポヴァを6-2, 7-5のストレートで破り、四大大…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日に女子シングルス3回戦が行われ、16歳で予選を勝ち上がった世界ランク102位のM・アンドレーワが第22シードのA・ポタポヴァを6-2, 7-5のストレートで破り、四大大会初のベスト16進出を果たした。会見でアンドレーワは男子テニスのR・フェデラー(スイス)R・ナダル(スペイン)を手本にしていると語った。
>>【動画】16歳アンドレーワのハイレベルなプレー<<
2007年生まれで16歳のアンドレーワは先月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会に初挑戦。予選3試合を勝ち抜くと、本戦では1回戦と2回戦でストレート勝ちし、四大大会初出場で3回戦に進出した。3回戦では19歳で第6シードのC・ガウフ(アメリカ)に逆転で敗れた。
今大会、アンドレーワは芝大会デビュー戦となったが、またしても予選を勝ち抜き本戦出場を決めた。
本戦1回戦では世界ランク65位のワン・シユ(中国)を下し、2回戦では第10シードのB・クレチコバ(チェコ)と対戦。アンドレーワから6-3, 4-0の時点でクレチコバが棄権しグランドスラム2大会連続の3回戦に駒を進めた。
3回戦の第1セット、アンドレーワは世界ランク23位のポタポヴァから3度のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、ゲームカウント2-4とリードされたアンドレーワだったが、16歳とは思えない落ち着いたプレーを披露し追いつくと、第11ゲームでブレークを奪い逆転に成功。四大大会2大会目で全仏オープンを上回る16強進出を成し遂げた。
試合後の会見でアンドレーワは「今日の勝利には本当に満足している。タフな試合だったけれど、なんとか勝ててよかった。長いラリーが多かったからね。これでベスト16に進めるわね」と試合を振り返った。
また、手本にしている選手を問われると男子テニスのフェデラーとナダルの名前を挙げた。
「フェデラーにはいつも憧れているし、好きな選手だったわ。そのあとはナダルね。彼は2022年の全仏オープンで優勝した。怪我をしてから復帰して、全豪オープンで優勝し、全仏オープンでも優勝したのよ」
「それからはメンタル面で彼の真似をするようになったの。彼はこういうときにどうするか、彼はこのスコアでどうするかということを考えるようにしているわ。ときどき彼の真似をしていると言えるわね」
勝利したアンドレーワは4回戦で第25シードのM・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは3回戦で世界ランク36位のM・コスチュク(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。
16歳の新星の快進撃がどこまで続くか、目が離せない。
[PR]錦織 圭 復帰第2戦「ATPチャレンジャー ミシガン」第3戦「ATPチャレンジャー シカゴ」をWOWOWで放送・ライブ配信・アーカイブ配信
7/3~7/17 ウィンブルドンテニス WOWOWで連日生放送!WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定

■WOWOWオンデマンドはこちら>