テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク60位のL・ジェレ(セルビア)を6-4, 7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク60位のL・ジェレ(セルビア)を6-4, 7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、2018年以来5年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でチチパスは「2試合をこなすのに4日間もかかった」とコメントした。
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世界ランク5位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で2度目の準優勝を果たしている。
6度目のウィンブルドン出場となったチチパスは今大会、1回戦で世界ランク91位のD・ティーム(オーストリア)、2回戦でA・マレー(イギリス)を撃破。いずれの試合も雨天の影響により1日で終わらず、2日間ががりの死闘となったが、2試合ともフルセットで制した。
3回戦の第1セット、互いにサービスキープが続くとチチパスは第8ゲームで1度のブレークチャンスを得る。これをものにできなかったものの、第10ゲームでブレークに成功し、先行する。
続く第2セットでは第1ゲームでいきなりブレークを許すも第6ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープが続きタイブレークに突入する。チチパスは先にミニブレークを許し1-3とリードされるも、そこから5ポイントを連取。3度目のセットポイントをものにし、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。
第3セット、チチパスはファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは第3ゲームでブレークに成功し、2時間11分で勝利。今大会、チチパスにとって1日で終わった初めての試合となった。
試合後の会見でチチパスは「この1週間で、こんなに楽にプレーできたのは初めてだよ。ここ数日はスリルを味わったよ。ノアが箱舟を作るのに14日かかったけど、これ以前の2試合はそれに匹敵するような気がするね」とコメント。
「雨で全てが遅れたが、2日間に渡って試合をしたのは初めて。(2試合をこなすのに)4日間もかかったね。決して簡単なことではないけど、ここに戻ってきて群衆の愛を感じると、とても楽になるよ」
「第2セットはとても重要だった。もし、反撃せず、解決策を見出せなければ1セットオールになり、状況は一変する。心理的に言えば、全く違うゲームになってしまう。あそこで諦めなかった自分を誇りに思うよ。タイブレークでは流れが変わるのを感じた。彼(ジェレ)が2本のショットをミスした。僕は今がチャンスだと感じたし、活かすことができた」
勝利したチチパスは4回戦で世界ランク43位のC・ユーバンクス(アメリカ)と対戦する。ユーバンクスは3回戦で同73位のC・オコネル(オーストラリア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第3シードのD・メドベージェフ、第6シードのH・ルーネ(デンマーク)、世界ランク37位のJ・レヘチカ(チェコ)、同38位のM・ベレッティーニ(イタリア)が16強に駒を進めている。
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