メジャーリーグは前半戦が終了したが、イチロー外野手が所属するマーリンズは今季41勝46敗でナショナル・リーグ東地区3位に沈み、首位ナショナルズとは10.5ゲーム差。ワイルドカード争いでも、プレーオフ出場圏内へ9ゲーム差と苦しい戦いが続いてい…

メジャーリーグは前半戦が終了したが、イチロー外野手が所属するマーリンズは今季41勝46敗でナショナル・リーグ東地区3位に沈み、首位ナショナルズとは10.5ゲーム差。ワイルドカード争いでも、プレーオフ出場圏内へ9ゲーム差と苦しい戦いが続いている。

■PO出場圏内に9ゲーム差と苦戦、トレードで大量放出の可能性も?

 メジャーリーグは前半戦が終了したが、イチロー外野手が所属するマーリンズは今季41勝46敗でナショナル・リーグ東地区3位に沈み、首位ナショナルズとは10.5ゲーム差。ワイルドカード争いでも、プレーオフ出場圏内へ9ゲーム差と苦しい戦いが続いている。

 2003年のワールドシリーズ優勝以降、プレーオフ進出を果たすことができていないチームだが、トレード期限を目前に控えて多くの主力選手に移籍話が急浮上。すでに抜群の守備力を誇るアダイニー・エチャバリア内野手をレイズにトレードで放出しているが、過去に繰り返してきた“ファイヤーセール”となる可能性はあるのか。

 米メディアの報道によると、不動のリードオフマンと万能型のセットアッパーが“人気銘柄”になっているという。米全国紙「USAトゥデー」の名物コラムニスト、ボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターで、マーリンズの主力コンビの移籍情報をレポート。デビッド・フェルプス投手は10チーム以上が獲得に向けて調査を進めており、2年前の首位打者ディー・ゴードン内野手には3チームが興味を示している伝えた。

■プラドやボーアにはヤンキースとレッドソックスが興味

 さらに、地元紙「ボストン・グローブ」によると、チームのキャプテンにも移籍話が浮上。マーティン・プラド内野手にはレッドソックスと、かつて所属したヤンキースが興味を示しているという。

 一方、地元紙「マイアミ・ヘラルド」は、オールスターのホームランダービーに出場するジャスティン・ボーア内野手について、ヤンキースがトレードで獲得を画策していると報道。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、メジャー随一の名門球団がボーアとフェルプスのみならず、クローザーのA・J・ラモス投手の争奪戦に参戦中と報じた。同紙は、今季FAで獲得したエースのエディンソン・ボルケス投手と中継ぎのブラッド・ジーグラー投手にも移籍話が浮上していると伝えている。

 球団の身売り話もくすぶり続けるマーリンズは、ライバル球団から“草刈り場”の舞台としてロックオンされているのだろうか。主力7選手にトレード話が立て続けに浮上しており、注目が集まる。(Full-Count編集部)