【女子ゴルフ】小祝さくらが単独首位に浮上、今季初勝利・初の地元優勝に王手　ミネベアミツミレディス3日目

女子ゴルフの国内第19戦「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」（北海道・真駒内カントリークラブ空沼コース／6420ヤード、パー72）は8日、第3ラウンドが行われ、小祝さくらが5バーディ、1ボギーの68で回り、通算11アンダーで単独…

女子ゴルフの国内第19戦「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」（北海道・真駒内カントリークラブ空沼コース／6420ヤード、パー72）は8日、第3ラウンドが行われ、小祝さくらが5バーディ、1ボギーの68で回り、通算11アンダーで単独首位に立った。2打差9アンダー2位に宮澤美咲、4打差7アンダー3位に菊地絵理香がつけている。

◆【実際の映像】単独首位浮上の小祝さくら、17番で奪った今日5つ目の会心バーディ

■小祝の超ロングパットが2度決まる

いずれも地元出身、菊地、小祝、宮澤の最終組。菊地は序盤ショットが荒れ、2番、3番と連続ボギーのスタート。宮澤は逆にショットが冴え、3番パー5でワンピンにつけバーディ、単独首位に立つ。小祝も6番パー5、2オン2パットのバーディで首位に並ぶ。菊地も6番、ピン奥3メートルから沈めバーディ、悪い流れを止めた。

7番パー4、宮澤は3オン3パットのダボで、小祝が今大会初めて単独首位に立つ。だが、宮澤は9番バーディで前半イーブンに戻した。小祝8アンダー、菊地・宮澤7アンダーで最終組はバックナインへと向かった。

後半、小祝がギアを上げる。10番、2段グリーンの下から約20メートルのバーディパットを沈めると、11番でピン手前1メートル、12番パー5でイーグル逃しのバーディと3連続で決め、11アンダーまで伸ばす。13番でこの日唯一のボギーが来たものの、首位をがっちりとキープした。

宮澤は12番、菊地は13番バーディで、2打差とし食らいつく。16番のティーショット、菊地は右バンカー、小祝は左ラフ、宮澤はフェアウェー。小祝の2打目は右バンカー手前のラフ。ここからアプローチで寄せてナイスパー。菊地は2打目レイアップ、3打目でグリーンカラーへ。だがパーセーブできず落とす。宮澤は2打目をワンピンにつけバーディ、小祝に1打差と迫った。

17番パー3、小祝のティーショットはぎりぎりグリーンに乗る。ピン手前約15メートル、パットを振り抜くと、ボールは吸い寄せられるようにカップへ。圧巻のバーディで2位に2打差をつける。迎えた最難関18番、3人はいずれもパーをセーブし、3日目を終えた。

この結果、初日から4日間連続、地元出身の菊地、小祝、宮澤のペアリングとなる。しかも3日目、最終日とも最終組。明日も晴れ、風は若干強さを増す予報。地元ファンの熱い声援を受けての戦いはいよいよ最終局面を迎える。