テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日に男子シングルス1回戦が行われ、第24シードの西岡良仁は世界ランク85位のD・ガラン(コロンビア)に4-6, 3-6, 3-6のストレートで敗れ、2年連続の初戦敗退とな…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日に男子シングルス1回戦が行われ、第24シードの西岡良仁は世界ランク85位のD・ガラン(コロンビア)に4-6, 3-6, 3-6のストレートで敗れ、2年連続の初戦敗退となった。試合後の会見では「負けるべくして負けたかなと思います」と語った。
>>ダニエル 太郎、綿貫 陽介、ジョコビッチらウィンブルドン組み合わせ<<
27歳の西岡は今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で自身初の16強入りを果たすなどし、世界ランキングではトップ30入りを飾った。
西岡がウィンブルドンに出場するのは今回が6度目。最高成績は2021年の2回戦進出となっているが、全仏オープンで足の付け根を痛めており、前哨戦などに出場できず今大会を迎えた。
1回戦の第1セット、両者キープを続け迎えた第7ゲームで西岡は2度目のブレークポイントで長いラリー戦を制しブレークを果たす。しかし、第8ゲームではダブルフォルトを犯すなどブレークバックを許す。西岡は第10ゲームでもダブルフォルトをすると、最後はボレーがアウトとなり第1セットを落とす。
続く第2セット、第1ゲームで西岡はガランのサービスゲームで40-0から5ポイント連取に成功し、先にブレークを果たす。しかし第4ゲームでブレークポイントを握られると、この日3本目のダブルフォルトを犯し追いつかれる。その後、第8ゲームでもブレークを許した西岡は2セットダウンとなり後がなくなる。
第3セット、西岡は第5ゲームで先にブレークを許すと、安定したプレーを見せたガランに対し、線審のジャッジに苛立つ場面も見せ第9ゲームでもブレークを奪われ、ウィンブルドンでは2年連続の初戦敗退となった。
試合後に会見を行った西岡は「けがから復帰してまぁまぁやれたので良かったのかなと思います。悪化もなかったですし、終わってからも痛みもないです。元々試合に出れるか分からない状態から試合もできたので。特にハードコートシーズンに向けても練習をちゃんとできそうなので、そこもネガティブじゃないと思います」とコメント。
「大事なタイミングで相手にラッキーなショットがあったりして、僕もすごく悪いというわけではなかったですけど、サーブの確率もあまり良くなくて、大事なポイントが取れなくて、で(相手の)よくわかんないショットが入ったので、負けるべくして負けたかなと思います」
また、今後については「アトランタから出場するので、その練習になりますね。僕の1番好きなサーフェスで得意なところなので、現状で言ったら(足は)問題ないと思います。いったん帰ったらMRIとりますけど、そこで問題ないとなったらしっかり練習してアトランタからアメリカシーズンを通して、昨年のディフェンドをしっかりできれば全米のシードを取れるので、なんとか取れるようにするのが目標かなと思います」と話し、錦織圭も出場する24日開幕のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)に照準を合わせていることを明かした。
その後は昨年準優勝を果たしたムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)に出場を予定している。
一方、勝利したガランは2回戦で予選勝者で世界ランク233位のO・オッテ(ドイツ)と対戦する。オッテは1回戦で同86位のD・ケプファー(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
[PR]7/3~7/17 ウィンブルドンテニス WOWOWで連日生放送!WOWOWオンデマンドでは初日、第2日を無料ライブ配信!
錦織 圭 復帰第2戦「ATPチャレンジャー ミシガン」をWOWOWで放送・ライブ配信

■WOWOWオンデマンドはこちら>