活動の幅を広げる羽生さん。今回はグッチとコラボレーションした(C)Getty Images 絶賛の嵐が止まりません。 世界的な高級ブランド・グッチが東京・銀座にある旗艦店「グッチ銀座」の7階に新たにオープンしたアートスペース「グッチ…

活動の幅を広げる羽生さん。今回はグッチとコラボレーションした(C)Getty Images

 絶賛の嵐が止まりません。

 世界的な高級ブランド・グッチが東京・銀座にある旗艦店「グッチ銀座」の7階に新たにオープンしたアートスペース「グッチ銀座ギャラリー」。そのオープニングを飾ったのは、フィギュアスケートで14年ソチ、18年平昌と五輪を2連覇した羽生結弦さんでした。

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 その名も「写真展 YUZURU HANYU:A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」。羽生さんとグッチという、これまで想像もしなかった世界観が相まみえ、真っ正面から激しくぶつかり合うような夢のコラボレーション。6月28日に開幕すると、SNS上では訪れた熱心なファンからの感想が続々と投稿されています。

 スポーツ紙のデスクが言います。

「競技会を卒業してからの羽生さんの活動を見て思うのは、常に想像の遥か上を行くワクワクドキドキを提供してくれるということ。今回のグッチも正直、度肝を抜かれました。これまで氷上を主戦場にしてきた男が、裸足で宙を舞う写真は強烈なインパクトがある。羽生さんが身を包んだグッチの衣装は、まさに自由や夢を連想させてくれます。しかも、銀座のど真ん中でオープニングを飾るわけですから、両者にとっては最高の“掛け算”と言えるでしょうね」

 さらには前述のデスクは、羽生さんサイドの「仕事の選び方」が非常に絶妙であると感心するのです。

「CM出演などもそうですが、単に大企業かとかそういう次元ではなく、『志』のあるブランドと気心を通じて、結果的に両者がWin-Winになっているのが印象的です。今回のグッチにしても、まだ開けていない羽生さんの引き出しを開けてしまった感がありますものね(笑)」

 そして、これらの自由な活動が始まるきっかけとなった競技活動へのピリオド、プロ転向が『正解』だったと、羽生さん自身の歩みが証明していると強調するのです。

「我々から見ていて、羽生さんは一つのジャンルに止まるには勿体ない人。羽生さん自身が『羽生結弦』というジャンルとなって、ライブにアート、カルチャーやテレビ出演といったカテゴリーに囚われない自由な活動ができている。プロ転向はあらためて英断だったと思います。羽生さんに触れることで笑顔になる全世界の方々が、単純にめちゃくちゃ増えたでしょうからね」(前述のデスク)

 グッチ側から見ても、これまでアプローチできなかった層へのマーケティング戦略が可能になるなど、絶妙なコラボとなったことは自明です。写真展は8月20日までグッチ銀座ギャラリーで開催。今年の夏は銀座に、ひと味違った風が吹くことになるそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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