イタリア・セリエAのフィオレンティーナが6月30日、2023-24シーズンのアウェイ用ユニフォームを発表した。「紫」が…
イタリア・セリエAのフィオレンティーナが6月30日、2023-24シーズンのアウェイ用ユニフォームを発表した。
「紫」がチームカラーで、ヴィオラの愛称を持つ日本でも人気の高いチーム。すでにホーム用のユニフォームが発表され、伝統のパープルをベースに、ユリの花が細かく斜めに織り込まれたデザインが好評を得ていたが、白をベースにしたアウェイ用ユニフォームは、さらに「上品」かつ「美しい」できばえ。本拠地・フィレンツェ市のシンボルであるユリの花を、ホーム用よりも大きく大胆に描き、袖部分、さらにボディ部分にたすき状に配している。
全体のバランスも優れており、胸部分のスポンサーロゴを同色のパープル色で抑えながら、襟と袖、裾部分に配した「赤」がアクセントになっており、左胸のクラブエンブレムも非常に輝いて見える。
この新しいアウェイ用ユニフォームの“美しさ”は、すぐにファンの間で話題となっている。SNS上では次のようなコメントが寄せられている。
「すっごくイイ」
「欲しい…」
「今季はもうアウェイ確定だなー」
「めっっっっっちゃいい!」
「オシャレすぎる」
■経営破綻で2002年に4部に強制降格も
1926年に創設されたフィオレンティーナは、かつてはイタリアの至宝ロベルト・バッジョがプレーし、1990年代にはFWガブリエル・バティストゥータやMFマヌエル・ルイ・コスタなどの世界的名プレイヤーの活躍で、優勝争いに食い込んでいた。
経営破綻で2002年に4部に強制降格させられる事態となったが、新オーナーとともに力強く這い上がり、セリエAに復帰した2004−05シーズンには中田英寿も所属した。以降、1部での戦いを続けている。
現在は、MFルカ・ヨビッチやFWアルトゥールらが所属し、今季は15勝11分け12敗での20チーム中8位で終えた。来季、この“美しい”ユニフォームを着用して、どのような戦いを演じるのか。ファンの期待は高まっている。