テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日に男子シングルスのドローを発表。第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は準々決勝で昨年大会の決勝で顔を合わせた第30シードのN・キリオス(オーストラリア)と対戦する…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日に男子シングルスのドローを発表。第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は準々決勝で昨年大会の決勝で顔を合わせた第30シードのN・キリオス(オーストラリア)と対戦する可能性がある。
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36歳のジョコビッチは今シーズン、四大大会の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制覇しており、R・レーバー(オーストラリア)が1969年に達成して以来誰も成し得ていない年間グランドスラムも視野に入っている。
そんなジョコビッチだが、ウィンブルドンでは過去7度タイトルを掲げている。特に近年は無敵の強さを誇っており、現在2018年から4連覇中(2020年は大会中止)となっている。
メインドローでジョコビッチに芝コートで勝ったことのある選手は、2013年と2016年にウィンブルドンを制覇した世界ランク39位のA・マレー(イギリス)ただ1人となっているが、そのマレーとジョコビッチは決勝まで対戦しないドローとなっている。
ジョコビッチは準々決勝で昨年の決勝で顔を合わせたキリオスと対戦する可能性もあるが、キリオスは負傷の影響が長引き、今年出場した公式戦は先月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)1回戦でウー・イービン(中国)にストレートで敗れた試合のみとなっていることから調整不足が懸念されている。
今年もジョコビッチが優勝街道をひた走るか、それとも新たにジョコビッチを打ち破る選手が現れるか注目される。
【シード選手が順当に勝ち上がった場合のジョコビッチの予想される対戦相手】
1回戦 世界ランク67位 P・カチーン(アルゼンチン)
2回戦 世界ランク51位 B・ナカシマ(アメリカ)
3回戦 第29シード T・M・エチェベリー(アルゼンチン)
4回戦 第14シード L・ムセッティ(イタリア)
準々決勝 第7シード A・ルブレフ(キリオスの可能性)
準決勝 第4シード C・ルード(ノルウェー)
決勝 第1シード C・アルカラス(スペイン)