テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、女子シングルス予選決勝が行われ、予選第7シードで世界ランク102位のM・アンドレーワが第19シードで同120位のT・コルパッチ(ドイツ)を7-5, 5-7, 6-2…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、女子シングルス予選決勝が行われ、予選第7シードで世界ランク102位のM・アンドレーワが第19シードで同120位のT・コルパッチ(ドイツ)を7-5, 5-7, 6-2のフルセットで破り、芝大会初挑戦で本戦出場を果たした。
16歳のアンドレーワは今年4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で当時15歳ながらL・フェルナンデス(カナダ)B・ハダッド=マイア(ブラジル)M・リネッタ(ポーランド)らを下しベスト16に進出。最後はA・サバレンカに屈したものの、世界ランクを50位以上アップ。
今月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)が四大大会初挑戦となると予選3試合全てでストレート勝ち。本戦では1回戦と2回戦でストレート勝ちを収めるも3回戦では昨年大会準優勝で19歳のC・ガウフ(アメリカ)に敗れた。
それ以来の公式戦となったアンドレーワは自身初の芝大会としてウィンブルドンに予選から出場。予選第7シードとして参戦した今大会、1回戦と2回戦でストレート勝ちを収めて予選決勝に駒を進めた。
予選決勝、アンドレーワは接戦の末に第1セットをものにするも第2セットでは4度のダブルフォルト、20本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ち1セットオールに追いつかれる。それでもファイナルセット、アンドレーワはファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは1度のブレークに成功し、2時間4分で勝利した。
大会の公式サイトにはアンドレーワのコメントが掲載されており「芝コートで最初の大会でこの結果にはとても満足している。始めた時は、それほど快適にプレーできなかったけど今は一歩一歩、ここで自信を持てるようになってきた。でも、まだ転び続けているわ。私は誰よりも転ぶ人間だと思う」と語った。
「ここに来たときは全く自信がなかった。だから、何も期待せず、ただ自分のプレーしようと思っていた。初の芝大会だからね。ウィンブルドン(本戦)に行くのは初めてで、すごく興奮しているわ」