テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は29日、公式サイトを更新。男子テニスで元世界ランク75位のK・マイクシャク(ポーランド)に対しアンチドーピングプログラムの規定に基づき、1…

テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は29日、公式サイトを更新。男子テニスで元世界ランク75位のK・マイクシャク(ポーランド)に対しアンチドーピングプログラムの規定に基づき、13ヵ月間の選手資格停止処分を発表した。
2022年2月に自己最高となる世界ランク75位を記録した27歳のマイクシャクだが、ベスト8に進出した昨年9月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250)や2回戦に進出した10月の楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)で実施した検査で禁止物質が確認され、同年11月30日から暫定的な選手資格停止処分が下されていた。
マイクシャクはその後の調査でアンチドーピングプログラムの規則違反を認めたものの、故意に摂取した事実はないと述べるとともに、サプリメントから摂取したとされる禁止物質について、自身が購入した際の領収書などをITIAに提出した。
ITIAは提出された証拠をもとに、マイクシャクが故意に摂取したわけではないと断定。また、サプリメントを購入・摂取した際に栄養士に相談していたことも処分の軽減につながった。
最終的にマイクシャクは自身のドーピングに関する知識が足りていなかったことを認め、今回の13ヵ月の資格停止処分の決定を受け入れた。この結果、暫定的な処分が下された昨年11月30日から今年の12月29日までの13ヵ月間、選手として活動ができなくなる。