テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス予選決勝が行われ、第4シードで世界ランク105位のダニエル太郎は同159位のD・ノヴァーク(オーストリア)に3-6, 6-4, 6-4, 4-6, 2…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス予選決勝が行われ、第4シードで世界ランク105位のダニエル太郎は同159位のD・ノヴァーク(オーストリア)に3-6, 6-4, 6-4, 4-6, 2-6のフルセットで敗れ、2年連続5度目の本戦出場を逃した。
3試合に勝利すれば本戦への出場権が手に入るこの予選。予選1回戦・2回戦と3セットマッチで行われたが、予選決勝のみ5セットマッチで行われる。
30歳のダニエルがウィンブルドンに出場するのは予選を含め2年連続7度目。昨年は本戦からの出場だったものの1回戦でS・バエス(アルゼンチン)にストレートで敗れた。これまでは予選、本戦ともにウィンブルドンで勝利をあげたことがなかったが、今大会の予選1回戦で世界ランク232位の M・トランジェリティ(アルゼンチン)を下し大会初白星を挙げ初戦突破。2回戦では同154位のL・ナルディ(イタリア)を退け予選決勝進出を果たした。
この日の第1セット、ダニエルは先にブレークに成功しゲームカウント3-1とリード。しかし、直後の第5ゲームから5ゲームを連取され先行を許す。
続く第2セット、ダニエルは第1ゲームでいきなりブレークを許すも第4ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープが続くも終盤となる第10ゲームで2度目のブレークを奪い、1セットオールに追いつく。
第3セット、ダニエルはファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得。終盤となる第10ゲームで1度のブレークチャンスをものにし、セットカウント2-1と逆転する。
勝負を決めたいダニエルだったが、第4セット、互いにサービスキープが続くと第9ゲームでブレークを許し2セットオールに再び追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ダニエルは第1ゲームから4ゲーム連取を許すと1度もブレークを返すことができず、3時間26分の激闘の末に力尽きた。
また、同日の日本勢男子ではダニエルの他に綿貫陽介島袋将望月慎太郎が、女子では日比野菜緒が登場し予選決勝を戦う。