パリSGで絶対的な地位を確立したエムバペ。彼の動向は今夏の移籍市場での小さくない話題となっている。(C)Getty Im…

パリSGで絶対的な地位を確立したエムバペ。彼の動向は今夏の移籍市場での小さくない話題となっている。(C)Getty Images

 フランス・サッカー界の怪童の話題は尽きない。同国代表のエースであるキリアン・エムバペだ。

 昨年5月に所属するパリ・サンジェルマンと25年までの延長契約にサインをしたエムバペ。だが、実際の契約年数は24年6月までと判明。残り1年は選手が残留希望した場合のオプションとなっており、今年7月31日に権利を行使した場合のみ延長される条項を伴っているというのだ。

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 パリに残るか、残らないかの期限が目前に迫るなかで、エムバペ本人と関係者たちの決断は大きな話題となり、他のメガクラブへの移籍を含めた噂は枚挙に暇がない。そんな喧騒が収まらないなかで、代理人を務めている母親のファイザ・ラマリさんにも批判の声が飛んでいる。

 現地6月28日にフランスのラジオ局『RMC Sport』の取材に応じたフランスの敏腕代理人であるイバン・ル・メー氏は「代理人をすることは母親の仕事ではない。彼女にはその能力がない。現実的に言えば、何をやるべきか分かっていることをすべきなんだ」と糾弾している。

「私はレストランを建てたいと思っても、料理に関する知識がないからやらない。だから、彼女も代理人をするべきじゃない。エージェントとして、我々はありとあらゆる交渉をしなきゃいけない人間なんだ。もしも、エムバペの傍にプロフェッショナルな存在がいれば、2年前にマドリーへと移籍できていた。
 その業界での習慣や特性を知らなければ、歴史を持っているクラブの監督と親しく話をしてもうまく行かないことがある。目標の場所に到達するためにどのように状況に対処すればいいのかわからないからだ。彼女はまさにそうだ」



 フランス代表DFのフェルラン・メンディらを顧客に持つル・メー氏は「エムバペはまだパリ・サンジェルマンにいるが、彼は明らかにそこにいることに満足していない」とキッパリ。そして、代理人としてのラマリさんの仕事ぶりを「母親として息子の世話をすることと、選手にサービスを提供することはレベルが違う」と皮肉った。

 ともかくエムバペとその母親の決断が今夏のサッカー界を揺るがせるのは間違いない。もしも、今夏中の退団を決めた場合には、水面下での争奪戦は必至だ。となれば、言うまでもなく来る7月25日から始まる日本でのプレシーズンツアーを不参加とする可能性も小さくない。事実、フランス・メディア『Le Gossip』は「若き天才は来日を前に重大な決断を下そうとしている。日本への遠征に参加しない可能性がある」と動向を読み解いている。

 はたして、エムバペは“花の都”でのプレー続行を決意するのか。来日を心待ちにする日本のサッカーファンは少なくないだけに、その決断は興味深い。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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