NBAは2019-20シーズン開幕前から選手たちの身長の規定を変更し、シューズを着用していない状況で計測した身長を公式の身長…

 NBAは2019-20シーズン開幕前から選手たちの身長の規定を変更し、シューズを着用していない状況で計測した身長を公式の身長とした。

 すると、それまで公式の身長が6フィート8インチ(203センチ)だったレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は6フィート9インチ(206センチ)、6フィート9インチ(206センチ)だったケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は6フィート10インチ(208センチ)と、1インチ高くなった。

 そこで気になるのが、今年のドラフト1巡目全体1位でサンアントニオ・スパーズから指名されたビクター・ウェンバンヤマ。これまで、ウェンバンヤマの身長は7フィート2インチ(218センチ)から7フィート5インチ(226センチ)の間で表記されてきたのだが、ここにきてこの男の公式身長が明らかとなった。

 6月29日(現地時間28日、日付は以下同)。スパーズはウェンバンヤマの公式身長(シューズを履いていない状態)が7フィート3.5インチ(222.25センチ/以降222センチ)だと発表。

 昨年10月にラスベガスでエキシビジョンゲーム2試合をこなした際、ウェンバンヤマの公式身長は221センチだったのだが、まだ伸びていることとなった。


 このNBAの公式身長のガイドラインによると、リーグ最長身を記録したのは今シーズンをヒューストン・ロケッツでプレーしたボバン・マリヤノビッチの7フィート4インチ(223.52センチ)。続いて先日ワシントン・ウィザーズからボストン・セルティックスへ移籍したクリスタプス・ポルジンギスの7フィート3インチ(220.98センチ)だった。

 マリヤノビッチは今夏制限なしフリーエージェント(FA)となるものの、現時点でウェンバンヤマはNBAで2番目の高さを誇る選手となる。

 その注目ルーキーは、先日「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、フランス代表として出場しないことを表明したため、次にコートへ立つのは新人や若手選手たちの登竜門となるサマーリーグ。

 スパーズは7月4日と6日に「カリフォルニア・クラシック・サマーリーグ」へ参戦するのだが、ウェンバンヤマは同行せず、同8日から18日にかけてラスベガスで開催される「NBA2K24 サマーリーグ」でチームへ合流することになるとスパーズが発表している。