■6月28日/J1リーグ第12節 浦和レッズ4-1湘南ベルマーレ (埼スタ)    浦和レッズが湘南ベルマーレを埼玉スタ…

■6月28日/J1リーグ第12節 浦和レッズ4-1湘南ベルマーレ (埼スタ)
 
 浦和レッズが湘南ベルマーレを埼玉スタジアムに迎えて行われたJ1第12節の一戦は、4-1で浦和が勝利した。

 湘南のハイプレスを交わすため、浦和は試合の入りから長いボールを蹴り、相手の矢印をひっくり返していく。

 その中、20分、FW興梠慎三がリーグ戦5試合ぶりとなる4得点目を決めて先制するも、53分、FW大橋祐紀に同点弾を撃ち込まれる。

 しかし、この日の主役となったMF関根貴大が大仕事をやってのけた。61分、MF伊藤敦樹のパスを受けペナルティーエリアにボールを運ぶとシュートフェイントを入れてディフェンダーを翻弄し右足を振り抜く。「思い切り打ちました。良いところで受けることができましたし、駆け引きで2人を滑らせることできました」。パワーの伝わったボールはポストを叩きながらネットに吸い込まれていった。

 そして、その5分後にはMF大久保智明が敵陣深くまで運び、DF酒井宏樹が相手を引き付ける。マイナスのパスを受けた関根が右足で合わせた。「良い形で右サイドに展開して酒井選手が“なんでそこにいるだろう⁉”というぐらいのスプリントで最終ラインを引っ張ってくれていたのが見えていました。大久保選手が良いボールをくれたので、吹かさないことだけを意識して打ちました」と、自身にとってはキャリア初のリーグ戦2得点を振り返った。

 ハットトリックを狙う関根だったが67分のシュートはオフサイドの判定でノーゴール。「ハットトリックを取れるチャンスは、なかなかないので、それだけを狙っていました(笑)。監督も引っ張って使ってくれていたので、それに応えたかった」と悔し気な表情で語った。

■「より前を向く意識になっています」

 前回の川崎フロンターレ戦(1-1)が今季初得点。ずいぶんと遅くなってしまったがフィーリングも良く、コンディションも上々でゴールだけが足りていなかった。「調子は良かったのですが、結果が、中々ついてこなかった。それ以外は良いプレーできていました。ゴールが付いてくると、より体も軽くなりますし、ゴールに向かう姿勢を出せます」と話す。

 その上で「ポジショニングが上手く取れるようになり、より前を向く意識になっています。きつい体勢でも前を向いてフォワードに当てて3人目の動き出しなど、それを意識しているのでゴール前に入る回数は増えています」と大量得点となった要因を明かした。

 また、この試合には元浦和で、現在はシュツットガルトでプレーするMF原口元気が観戦に訪れていた。2017年J1第17節サンフレッチェ広島戦(4-3)で関根が5人抜きのシュートを決めた際にも原口が訪れていたというだけに、関根にとって原口は得点への“お守り”なのかもしれない。

 今節をもって暫定という言葉が外れ、4試合ぶりの白星を得た浦和は4位に浮上。「この勝利を積み重ねるきっかけにしたい」(関根)と言う。首位を走る横浜F・マリノスとは勝点差「6」に迫り、その背中が見えてきた。浦和の逆襲が始まっている。

(取材・文/石田達也)

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