テニスのウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は26日に男子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク209位の望月慎太郎が予選第18シードのH・グルニエ(フランス)を6-2, 7-6 (7-3)のストレートで破り、初戦突…

テニスのウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は26日に男子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク209位の望月慎太郎が予選第18シードのH・グルニエ(フランス)を6-2, 7-6 (7-3)のストレートで破り、初戦突破を決めた。試合後のインタビューではコーチのD・サングイネッティ(イタリア)氏に信頼を置いていることを明かした。
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3試合に勝利すると7月3日に開幕する本戦への出場権が手に入るこの予選。
2019年のウインブルドンジュニアシングルスで優勝を飾っている20歳の望月はこの日、グルニエに6本のサービスエースを決められながらも35本のウィナーを放つなど試合を支配。ネットプレーも積極的に行い、グルニエの4ポイントに対して26ポイントを決めた。サービスゲームでは1度もブレークを許すことなく、1時間24分で勝利した。
望月は今年に入り元世界ランク42位で1998年のウィンブルドンではベスト8入りを果たしたこともあるサングイネッティ氏をコーチに迎え入れている。
試合後のオンコートインタビューで望月はそのサングイネッティ氏に信頼を置いていることを明かした。
「彼は僕が4年前にジュニアウィンブルドンで優勝したように芝コートで良いプレーができるといつも言ってくれています。彼は僕に大きな自信を与えてくれて、サポートしてくれていますし、いつも味方になってくれます」
「彼は僕よりもテニスのことを知っています。なので彼のことを凄く信頼しています。僕も時々フラストレーションがたまったり、くだらないことをしてしまいますが彼がそばにいてくれて幸せです」
サングイネッティ氏とタッグを組んだ望月は4月のチッタデーリャ・ディスフィーダ・オープン(イタリア/バルレッタ、クレー、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会シングルス初優勝。世界ランキングも順調に上げていき、今月に入り自身初のトップ200入りを果たすとキャリアハイの197位を記録した。
今大会も初戦でシード選手を相手にストレート勝ちを収めた望月は、この調子でキャリア初の四大大会本戦の切符を掴むことが出来るか。
望月は予選2回戦で世界ランク152位のL・クレイン(スロバキア)と対戦する。クレインは1回戦で同255位のV・コプリヴァ(チェコ)をストレートで下しての勝ち上がり。