テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は26日に男子シングルス予選1回戦が行われ、予選第4シードのダニエル太郎が世界ランク232位の M・トランジェリティ(アルゼンチン)を6-2, 6-4のストレートで破り、初戦…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は26日に男子シングルス予選1回戦が行われ、予選第4シードのダニエル太郎が世界ランク232位の M・トランジェリティ(アルゼンチン)を6-2, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たすとともに大会初勝利を飾った。
30歳のダニエルがウィンブルドンに出場するのは予選を含め2年連続7度目。予選、本戦ともに勝利をあげたことはない。昨年は本戦からの出場だったものの1回戦でS・バエス(アルゼンチン)にストレートで敗れた。
今年は第4シードとして予選から出場。2年連続の本戦入りを目指している。
予選1回戦の第1セット、ファーストサービス時に100パーセントポイントを獲得したダニエルは相手にブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークに成功し先行する。
続く第2セット、第2ゲームでこの日初めてブレークを許したダニエルだったが、直後の第3ゲームですぐさまブレークバックに成功。第7ゲームでもさらにブレークを果たしたダニエルは、試合を通してアンフォースドエラーを9本に抑える安定したプレーで大会初勝利。1時間2分で予選2回戦に駒を進めた。
試合後のオンコートインタビューでダニエルは「(1回戦突破)とても嬉しいです。ウィンブルドンに来るのは7回目ですが、予選でも本戦でも1度も試合に勝ったことがなかったのでとても嬉しいです。僕は何年もの間、多くの成功を収めてきましたが、決して芝コートの選手ではありませんでした。なので初戦を突破できてとても幸せです」と喜びを語った。
勝利したダニエルは予選2回戦で世界ランク151位のJ・コバリク(スロバキア)と同154位のL・ナルディ(イタリア)の勝者と対戦する。