【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・6/25 新馬戦(阪神・芝180…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・6/25 新馬戦(阪神・芝1800m)

 最後方を追走したギャンブルルームが直線で最内を突き抜け、後続に5馬身差をつけました。キズナ産駒は今年の2歳戦初勝利。2歳のキズナ産駒は血統登録頭数が168頭と世代最多で、良血の繁殖牝馬から誕生した仔も多いので期待できます。

 ノーザンファーム生産のキズナ産駒は前年まで年間10頭前後で推移していたのですが、この世代は32頭。一気に約3倍となりました。ギャンブルルームはその1頭です。母シャンデリアハウスは芝で3勝クラスまで出世しました。

 同馬はオレハマッテルゼ(高松宮記念、京王杯SC)、エガオヲミセテ(マイラーズC、阪神牝馬特別)、フラアンジェリコ(京成杯オータムH)の兄弟にあたる良血で、母の父ヴァーミリアンはJRA賞最優秀ダートホースに選出された砂の名馬ですが、2代母カーリーエンジェル(年度代表馬エアグルーヴの半姉)から受けた影響がより大きかったのか、芝向きとなりました。

 ギャンブルルームの勝ちっぷりは文句なし。秋には重賞で走っているのではないでしょうか。

◆今週の血統Tips

 2歳戦の最初の1ヵ月間(4週間)が終了。JRAの2歳種牡馬ランキングのトップはモーリスです。ここまで4勝、4190万円を稼ぐという幸先のいいスタートを切っています。新種牡馬トップはスワーヴリチャード。ブリックスアンドモルタルと同じく2勝を挙げていますが、賞金比較で228万円上回りました。

 スワーヴリチャードは新種牡馬の血統登録頭数では第9位でしたが、後期育成で産駒の動きが評判となり、大きく評価を高めました。初勝利を挙げるまでに9戦を擁したものの、その後2連勝。

 デビュー戦で惜敗したドナヴィーナスやシトラールは勝ち上がるまでに時間は掛からないでしょうし、評判馬がまだまだデビューを控えているので、夏から秋にかけてスワーヴリチャード産駒が旋風を巻き起こすかもしれません。