バレー界を席巻する躍動を見せる“龍神NIPPON”。石川(左)と高橋(右)を軸とする出色のパフォーマンスには賛辞が止まらない(C)Getty Images  世界の檜舞台で“龍神NI…

 

バレー界を席巻する躍動を見せる“龍神NIPPON”。石川(左)と高橋(右)を軸とする出色のパフォーマンスには賛辞が止まらない(C)Getty Images

 

 世界の檜舞台で“龍神NIPPON”の勢いが止まらない。

 現地6月24日にフランス・オルレアンで国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する男子の『ネーションズリーグ(VNL)』が行なわれ、予選ラウンド第2週のプール4第4戦で日本代表はアルゼンチン代表と対戦。セットカウント3-2で接戦をモノにし、開幕8連勝を飾った。

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 この日も序盤から先手を取る展開で前に出た日本は、立て続けに2セット(25-18、25-22)を連取。直後に東京五輪で銅メダルを獲得した実績を持つアルゼンチンの反攻を受け、第3セット、第4セットは競り合った末に31-33、22-25で落としてしまう。がしかし、今大会で唯一の無敗を維持するアジアの雄は最終セットを15-12でもぎ取り、難敵との攻防戦を制した。

 この日も大黒柱である石川祐希を軸に、宮浦健人と高橋藍といった若手が躍動した日本。大会が進むごとに自信を深めるチームを、対峙したアルゼンチンのメディアも脅威に感じていたようである。中南米の情報を発信しているニュースサイト『Infobae』は「素晴らしいパフォーマンスで日本を窮地に陥れた」と母国代表の躍動を称えながらも、「日本は終盤になっても集中力を失わなかったイシカワの爆発的な活躍によって素晴らしい勝負に終止符を打った」「今、この競技で日本が強国ではないと認識されているのは奇妙だ」と絶賛した。

 さらにアルゼンチンの大手紙『Ole』も、目を見張る勝負強さを発揮した龍神NIPPONを「無敵のチーム」と表現。そのうえで、28得点(アタック27、ブロック1)をマークしたオポジットの宮浦健人を独特な言い回しで称えた。

「ミヤウラはバレーボール選手のなかでは、身長190センチと特別大きいわけではない。だが、彼はマイケル・ジョーダンのような驚異的なジャンプ力を持っている。そして、彼にはガブリエル・バティストゥータの足のような素晴らしい左腕がある」

 スポーツ界の早々たるレジェンドたちを比較されるほどに躍動した宮浦。彼の攻守に渡る活躍がアルゼンチン・メディアに残したインパクトはそれほど強烈だったと言えよう。

 快進撃が止まらない日本。フィリピン・パセイシティに舞台を移して行なわれるネーションズリーグの第3週(初戦は7月4日)でも、彼らの勢いは続くだろうか。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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