6月26日、オーストラリアのシドニーで「FIBA女子アジアカップ2023」が開幕し、女子日本代表(FIBAランキング9位)は…

 6月26日、オーストラリアのシドニーで「FIBA女子アジアカップ2023」が開幕し、女子日本代表(FIBAランキング9位)は女子チャイニーズ・タイペイ代表(同33位)と対戦した。

 大会6連覇を目指す日本は、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、馬瓜ステファニー(モビスター・エストゥディアンテス/スペイン)、赤穂ひまわり、髙田真希(ともにデンソーアイリス)が先発出場し、予選ラウンド初戦に臨んだ。

 髙田の3ポイントシュートで先制した日本は、序盤からスターター全員が得点をマーク。林と平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)の長距離砲も決まり、試合開始から約4分半で17-3と大きくリードを奪った。しかし、第1クォーターの中盤以降は日本の得点が伸び悩み、21-14と点差を詰められることに。

 続く第2クォーター、序盤から本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)や馬瓜のレイアップを宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)が演出。中盤には髙田や星杏璃(ENEOSサンフラワーズ)の3ポイントで再び2ケタ点差とするが、チャイニーズ・タイペイを突き放すには至らず。それでも、その後は本橋がアシストに加え、レイアップを立て続けに決めて存在感を発揮し、40-31で試合を折り返した。

 迎えた第3クォーターでは馬瓜が多彩な得点パターンでチームをけん引すると、平下と山本の長距離砲も連続で決まり、日本が試合の流れを引き寄せる。さらに終盤には、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)のレイアップや、オコエ桃仁花(ジーロング・スーパーキャッツ/オーストラリア)の3ポイントなど、連続9得点で締め括り、66-43とリードを拡大した。

 第4クォーターでも攻撃の手を緩めない日本は、朝比奈あずさ(筑波大学)や赤穂が次々と得点を挙げ、最後の10分間では28-10とチャイニーズ・タイペイを圧倒。最終スコアでは94-53と大差をつけて白星を飾った。

 予選ラウンド初戦に快勝した日本は、馬瓜が18得点9リバウンドと活躍すると、赤穂が12得点7リバウンド、髙田が12得点、平下が10得点4リバウンド、山本が9得点7アシスト、朝比奈が8得点とチーム全体でバランス良く得点を重ねた。

■試合結果

日本 94-53 チャイニーズ・タイペイ

JPN|21|19|26|28|=94

TPE|14|17|12|10|=53

【動画】宮崎早織が華麗なアシストを連発!