7月3日に開幕するテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は一定の条件を設けて昨年出場を認めなかったロシアおよびベラルーシ国籍の選手のエントリーを受け入れている。>>【動画】エンターテイナー・ブブリクのプレー集「ラ…

7月3日に開幕するテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は一定の条件を設けて昨年出場を認めなかったロシアおよびベラルーシ国籍の選手のエントリーを受け入れている。
>>【動画】エンターテイナー・ブブリクのプレー集「ラケットの持ち手でウィナー!?」<<
発表されている大きな条件としては「ウクライナ侵攻を支持する表現を行わないこと」「ロシアおよびベラルーシの国家から資金提供を受けていないこと(国家が運営または管理する企業からのスポンサーシップを含む)」さらに「中立の立場である宣言に署名すること」が設けられている。
出場が認められた一方で、ロシア・ベラルーシ国籍の選手からは「まだビザを取れていない」という声も聞かれた。
実際、すでに男子シングルスの予選のエントリーリストではロシア国籍で世界ランク113位のP・コトフが「ビザの問題」を理由に欠場している。
ウィンブルドンの前哨戦として芝コートのツアー大会がイギリスと他ヨーロッパ各国で開催されているが、25日までにイギリスで開催された男女3大会のシングルス本戦に出場したのは女子のA・ポタポヴァただ1人であり、その他のロシア・ベラルーシ国籍の選手は軒並みイギリス以外の国の大会に出場している。
25日時点のウィンブルドン男女シングルスエントリーリストでは多くのロシアおよびベラルーシ国籍のトップ選手がエントリーしており、出場する場合は今後ウィンブルドンの前にイギリスに入国をするはずだ。
女子シングルスの予選ではロシアのM・メルニコヴァが「スケジュール変更」を理由としてすでに欠場しているが、今後さらなる欠場者が出るか動向が注視される。