男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は24日にシングルス準決勝が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)は世界ランク48位のA・ブブリク(カザフスタン)に3-6, 5-7のストレートで敗れ、同大会6年…

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は24日にシングルス準決勝が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)は世界ランク48位のA・ブブリク(カザフスタン)に3-6, 5-7のストレートで敗れ、同大会6年ぶり3度目の決勝進出を逃した。ズベレフはこれでブブリクとの対戦成績が1勝3敗となった。
>>【動画】エンターテイナー・ブブリクのプレー集「ラケットの持ち手でウィナー!?」<<
26歳のズベレフが同大会に出場するのは2年ぶり7度目。2016年と2017年には2年連続で準優勝を飾っている。
今大会は1回戦で世界ランク89位のD・ティーム(オーストリア)、2回戦で同27位のD・シャポバロフ(カナダ)、準々決勝で同28位のN・ジャリー(チリ)を下し準決勝に駒を進めた。
迎えた準決勝、対戦相手はこれまで1勝2敗と負け越しているブブリク。この試合、ズベレフはブブリクの220キロを超えるファーストサービスや200キロに迫るセカンドサービスに苦しめられ1度もブレークが奪えず。さらにラリーではブブリクのドロップショットやパッシングショット、ドロップボレーが面白いように決まりズベレフは翻弄される。
さらにズベレフは、セカンドサービス時にブブリクにサービスライン付近に構えられプレッシャーをかけられるなどし終始ペースを握られ1時間27分で敗れた。ズベレフはこれでブブリクとの対戦成績が1勝3敗となった。
ブブリクは感情の赴くままにプレーするエンターテイナーとして知られている。時にはアンダーサーブを連発したり、ラケットの持ち手でショットを放つなど奇想天外なプレーをしたかと思えば、闘争心をむき出しにしガッツポーズをしたり激しくラケットを破壊することもある。
観客に折ったラケットをプレゼントしたり、審判やボールパーソンにちょっかいをかけることもしばしば。観客を楽しませるとともに、自らも楽しそうにプレーをするのが印象的な選手だ。
さらに敗れた試合で握手を交わす際に「きみは人間じゃないよ」「素晴らしいプレーだった」などと冗談を交えながら相手を笑顔で称えることも多い。
そんな人間味溢れるブブリクは決勝で第3シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは準決勝で第8シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
決勝でブブリクがどのようなプレーを見せるか目が離せない。