男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は24日にシングルス準決勝が行われ、第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が第2シードのH・ルーネ(デンマーク)を6-3, 7-6 (7-2)のストレー…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は24日にシングルス準決勝が行われ、第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が第2シードのH・ルーネ(デンマーク)を6-3, 7-6 (7-2)のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たした。この試合後のインタビューで観客を気遣ったデ ミノーに会場から拍手が起こった。
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24歳のデ ミノーが同大会に出場するのは3年連続4度目。2021年にはベスト4を記録している。
今大会は1回戦で世界ランク38位のA・マレー(イギリス)、2回戦で同107位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)、準々決勝で同46位のA・マナリノ(フランス)を下し準決勝に駒を進めた。
準決勝の第1セット、デ ミノーはルーネに1度もブレークポイントを与えず、逆にリターンゲームでは2度のブレークを果たし先行する。
続く第2セットは両者キープを続けタイブレークにもつれ込むと、デ ミノーが3度のミニブレークに成功し、1時間40分で決勝進出を果たした。
この日、ロンドンの最高気温は約28度で強い日差しが降り注ぐ中で試合が行われた。その中で試合途中に観客が体調を崩し救護のため一時的に試合が中断された場面があった。
試合終了後のオンコートインタビューでデ ミノーは開口一番、観客への感謝を述べるとともに「救護を受けた人が無事であることを確認したい。水分補給を忘れずに。今日は暑いからね」と体調を崩した観客に呼びかけた。この気遣いに会場は拍手で包まれ、ナイスガイとして知られるデ ミノーの人柄が表れる一幕となった。
勝利したデ ミノーは決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で世界ランク32位のS・コルダ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。