川崎フロンターレとの今季4度目の対戦は、ホーム・埼玉スタジアムに迎えて行われた。 この試合ではハーフタイムから出場した…

 川崎フロンターレとの今季4度目の対戦は、ホーム・埼玉スタジアムに迎えて行われた。

 この試合ではハーフタイムから出場したMF関根貴大が今季初得点を記録。それは誰もが息を吞むほどの50m級のロングシュートだった。

 53分、川崎のGK上福元直人が高い位置でボールをクリアすると、ルーズボールを拾った関根がワントラップから大きく右足を振り抜き、大きな放物線を描いたボールは上福元とディフェンダーの頭を超えて無人のゴールに転がった。

 関根は「自分のところに、こぼれてきました。ああいうシーンでは意外と焦ってしまいダイレクトで蹴ったり、トラップが乱れることがあります。冷静にトラップすることができましたし、2タッチで次に蹴るところに置けたのがすべてです」と振り返ると、「これまでで最長(シュート)だと思います。打ってから時間は長かったが、埼スタはボールが弾まないので絶対に入ると思っていました」と続けた。

 しかし、その5分後には、MF岩尾憲のバックパスをGK西川周作がまさかのトラップミスでオウンゴール。試合終盤の78分には川崎のMF小塚和季が危険なタックルで一発退場処分となり、浦和は数的優位で試合を進めることができたが1-1のままタイムアップ。両チームが勝点1を分け合う形となった。

 関根は「もったいない試合。ゴールを取れそうなシーンは何度もあったので、そこで決め切れればよかった。前が複数得点を取れるようにしていかなければいけないと思っています」と追加点が取れなかったことを反省材料に上げた。

■「自分のプレーも“前に前に”と変わっていました」

 関根にとっては待ちに待った一発が飛び出したことで、気持ち的にも乗っていけるものとなったことは間違いない。85分にはペナルティエリアのこぼれ球に反応し、細かいタッチからシュートを放つ、これは相手キーパーにセーブされるも後半だけでチーム最多となる3本のシュートを記録。「実際に体も軽かった。ゴールに向かうシーンは何度もあったので上手くカットインしてシュートを打てましたし、自分がイメージしていたプレーもできたので感触は良かったと思います」

 次節はリーグ戦の折り返しとなるが、優勝争いをするためには大事な試合となる。「点を取れたことは素直に嬉しいですし、自分のプレーも明らかに“前に前に”と変わっていましたし、その意識をもってプレーしたいです」と、後半戦への躍進に向け前に進んでいく構えだ。

(取材・文/石田達也)

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