井上とフルトンのマッチアップへの注目度は日増しに高まっている。(C)Getty Images 軽量級とは思えないほどの注目度を集めるメガマッチには、当代屈指の名手も興味津々な様子だ。 目下、世界中で熱視線が注がれているのは、来る7月…

井上とフルトンのマッチアップへの注目度は日増しに高まっている。(C)Getty Images

 軽量級とは思えないほどの注目度を集めるメガマッチには、当代屈指の名手も興味津々な様子だ。

 目下、世界中で熱視線が注がれているのは、来る7月25日に東京・有明アリーナで行なわれるWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と井上尚弥(大橋)のマッチアップである。

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 両雄ともにプロキャリアで無敗。文字通り敵なしの強さを誇り、まさしく最盛期あるなかでの一戦は、すでに米スポーツ専門局『ESPN』での全米中継も決定し、その注目度は日々高まっている。

 異なるファイトスタイルを見せる両者の対決だけに、勝負の行方を予想するのは容易ではない。数多の猛者を沈めてきた井上の規格外のパワーが有利と見る者もいれば、類まれなディフェンススキルを誇るフルトンが“怪物”を凌駕すると主張する者もいる。現時点で、米メディアなどを中心に出されている予想は二分している感がある。

 そうしたなかで「イノウエが勝つだろうね」と断言するのは、元WBOスーパーライト級王者のテオフィモ・ロペス(米国)だ。

 今月15日に行なわれたジョシュ・テイラー(英国)とのWBO世界同級タイトルマッチを制した直後に現役引退を表明したロペス。まさかの決断でボクシング界を騒然とさせた25歳の俊才は、米ポッドキャスト『The Mandatory with Bryan&Shantelle』などの取材に登場。そこで「たぶん彼らの試合を見に行く。日本に行くよ」と来日を宣言。井上の勝利を予想したうえで、フルトンが“モンスター”を破るためのカギを説いた。

「イノウエとフルトンの試合は凄い試合だ。俺はイノウエが勝つんじゃないかと思うよ。まぁフルトンが勝つ唯一の方法は、相手のボディーを狙うことだろうね。もちろんリスクはあるよ。イノウエのあの攻撃に耐えないといけないからね」

 20戦19勝(1敗)と確かな実績を持つ名手の予想は的中するのか。井上にとってスーパーバンタム級での初陣となるメガマッチの行方に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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