男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は23日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク32位のS・コルダ(アメリカ)が第5シードのC・ノリー(イギリス)を6-4, 7-6 (7-1)のストレートで…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は23日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク32位のS・コルダ(アメリカ)が第5シードのC・ノリー(イギリス)を6-4, 7-6 (7-1)のストレートで破り、1月のアデレード1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)に続き今季2度目のベスト4進出を果たした。
1月のアデレード1で準優勝を果たし、その後の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でもD・メドベージェフH・フルカチュ(ポーランド)らを下してベスト8に進出していた22歳のコルダ。しかし同大会の準々決勝では右手首を負傷し途中棄権すると、約3ヵ月間ツアーを離脱した。
4月に復帰したもののマッチ1勝3敗と思うような勝ち星があげられずにいたコルダだったが、今大会は1回戦でD・エヴァンス(イギリス)、2回戦でF・ティアフォー(アメリカ)を破り8強へ駒を進めている。
この試合、コルダは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。ノリーのブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは2度のブレークに成功し、1時間25分で勝利した。
今大会2回戦終了時には7月3日開幕のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)について「僕は優勝候補の1人」と話すなど自信を覗かせていたコルダ。その言葉が現実のものになるか、前哨戦となる今大会の準決勝では第1シードのC・アルカラス(スペイン)を対戦する。
アルカラスは準々決勝で世界ランク26位のG・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのH・ルーネ(デンマーク)と第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が4強に駒を進めている。