6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。豪華メンバーが集う春の大一番において、ファン投票1位は過去最多となる21万6379票を集めたイクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)だった。今回、出走を予定してい…

 6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。豪華メンバーが集う春の大一番において、ファン投票1位は過去最多となる21万6379票を集めたイクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)だった。今回、出走を予定している同馬が人気の中心となりそうだが、ファン投票1位馬の本番での成績は果たして…。過去のデータを探った。

 直近20年の宝塚記念において、ファン投票1位に輝いた馬の出走はのべ15頭。成績は〔5-3-3-4〕と勝率33%、複勝率では73%と手堅い数字を残している。特に近2年を見ると2022年1位のタイトルホルダー、21年クロノジェネシスともに期待に応える勝利となった。

 一方で10年代後半は14年のゴールドシップを最後に1着はなく、16年のキタサンブラックの3着が最高。2年連続1位に選ばれた15年のゴールドシップが、1番人気に支持されながらスタートの出遅れで15着に終わるという出来事もあった。ちなみにファン投票1位馬の2桁着順は過去の歴史を振り返っても唯一である。

 今年、イクイノックスが制すれば3年連続でファン投票1位馬による制覇となる。3月にはドバイシーマクラシックを勝ち、GI・3連勝中と勢いづく同馬。今回は特に多くファンの思いを背負っての出走だけに、上半期のJRA・GIを締めくくるにふさわしい走りをみせてほしい。

【ファン投票1位馬 直近20年の成績】
22年 タイトルホルダー(2)1着
21年 クロノジェネシス(1)1着
20年 アーモンドアイ 不出走
19年 アーモンドアイ 不出走
18年 サトノダイヤモンド(1)6着
17年 キタサンブラック(1)9着
16年 キタサンブラック(2)3着
15年 ゴールドシップ(1)15着
14年 ゴールドシップ(1)1着
13年 オルフェーヴル 不出走
12年 オルフェーヴル(1)1着
11年 ブエナビスタ(1)2着
10年 ブエナビスタ(1)2着
09年 ウオッカ 不出走
08年 ウオッカ 不出走
07年 メイショウサムソン(2)2着
06年 ディープインパクト(1)1着
05年 ゼンノロブロイ(2)3着
04年 リンカーン(3)3着
03年 シンボリクリスエス(1)5着
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