■ジャスティンパレス
【中間調整】昨年秋の菊花賞でハナ+半馬身差の3着と健闘。今年初戦だった阪神大賞典では正攻法から快勝を収めると、中5週で臨んだ天皇賞・春では2着ディープボンドに2馬身半と決定的な差をつけ初のGI勝ちを成し遂げている。1番人気タイトルホルダーに競争を中止するというアクシデントがあったにせよ、GI馬を名乗るにふさわしい堂々たる勝ちっぷりと言えた。
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その後、大きな反動はなく距離2200mも神戸新聞杯での勝利経験があることから陣営は宝塚記念への進出を決定。ノーザンファームしがらきでの放牧を経て、5月31日に栗東へ戻っている。外厩であらかた仕上げ、トレセンは微調整に徹する杉山晴厩舎のパターンに沿って中間はそこまでの負荷は掛けられていない。それでも終いだけ伸ばした1週前のCW併せ馬で5F64秒7(一杯)を叩き出し、外から先行馬をマクって先着と豪快な動きを示した。
【最終追い切り】1週前に続き、レース当週も鮫島駿騎手が騎乗しCWで併せ馬。直線手前で目標のオープン馬へあっさり取り付くと、懸命に負荷を掛けられ追いすがってくる相手を楽に受け流し、抜群の手応えを保ったまま半馬身の先着を果たした。
【見解】以前は内面のパワーに体全体が追い付かずバランスの悪い面も見せていた馬だが、前走あたりからブレのないシャープな走りができるようになっており、まさに充実一途といった感がある。今週の攻めで見せた折り合い、反応ともにきわめてハイレベル。有馬記念では後塵を拝した同世代の“世界一”ホースに対し、ここで借りを返すシーンがあって驚けないデキにある。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。













