25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。2018年以降の宝塚記念で3着内に入…
25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の宝塚記念で3着内に入った種牡馬データを集計、下記の成績表をもとに推奨馬を紹介する。
◆【宝塚記念2023予想/枠順】イクイノックスは昨年優勝馬と同じ3枠 馬券内率5.0%の“鬼門”にGI馬2騎
■パワーとスタミナに富んだトニービンの血に注目
過去5回の種牡馬成績を見ると、ハーツクライやドゥラメンテ、ルーラーシップ、ジャングルポケットといったトニービンの血を内包している種牡馬が活躍していることがわかる。

2018年以降の宝塚記念で3着内に入った種牡馬データ
昨年もドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーとハーツクライ産駒のヒシイグアスでのワンツー決着だったように、近年の宝塚記念のトレンド血統と言えそうだ。
一方、昨年キズナ産駒のディープボンドが8着に敗れるなど、ディープインパクト系種牡馬は【0.0.2.18】と不振傾向。今年もジャスティンパレスやアスクビクターモアなど有力馬の出走があるが、少し評価を下げるべきか。
このようにトニービンの血が活きる理由は、コース形態と開催時期にある。阪神芝2200mは内回りコースであり、急坂を2度走るタフなコース形態。そのため、このコースでは持続力が求められるため、瞬発力よりもパワーやスタミナが重要。
また開催時期は梅雨の時期であり、かつ最終週に組まれているため、馬場が荒れやすい傾向。そのためパワーとスタミナが豊富なトニービンの血が適用しやすいのだろう。したがって、トニービンを内包している種牡馬を父に持つ2頭を推奨馬としてピックアップしたい。
今回はジャスタウェイ産駒に注目する。
■ダノンザキッド
父は天皇賞・秋勝ちなど国内外でGI・3勝のジャスタウェイ、母父は仏GII勝ちのダンシリ、半弟に朝日杯FS2着のダノンタッチダウンなどがいる血統構成。
ダノンザキッドは2歳時のホープフルS以来、勝ち鞍はないが、最近の7戦では3走前の中山記念11着を除いて、全て5着以内と安定感のある走りを見せている。2200mの距離は未知だが、阪神コースでは4戦して1勝、2着1回、3着2回と好相性を示しており、相手には拾っておきたい1頭だ。
次に血統面のデータを見ていきたい。父ジャスタウェイ×母父ノーザンダンサー系の牡・セン馬は、芝2000m以上の右回りコースに出走すると【16.19.13.117】、勝率9.7%、複勝率29.1%、単勝回収値128、複勝回収値108という成績を残している。血統面でみれば、宝塚記念の距離をこなす期待値は高いと言えるだろう。
さらにこの血統データを絞っていくと、栗東所属の騎手に乗り替わる社台系生産(ノーザンF、社台F、白老F)に好走例が多いことがわかった。その成績は【7.6.3.27】、勝率16.3%、複勝率37.2%。また単勝回収値も「254」と高い数値をマークしている。
本馬はノーザンファーム生産であり、過去にはマイルCSや香港CといったGIレースで2着と好走した北村友一騎手が再び騎乗することになった。以上のデータから、初めての距離で嫌われる今回こそ狙い目と判断し、本馬を推奨したい。
◆【宝塚記念2023予想/血統傾向】JRA全10場で“最高勝率”の好条件 同配合が示す「高いコース適性」
◆【宝塚記念2023予想/危険な人気馬】GI連勝を狙う人気の4歳馬は“消し” 「馬券内率わずか5%の事実」
◆【宝塚記念2023/人気傾向】イクイノックスに“勝率20%”の壁 「1+2+3人気」決着ゼロで波乱含み
文●中井達也(SPREAD編集部)