男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのH・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク265位のR・ペニストン(イギリス)…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのH・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク265位のR・ペニストン(イギリス)を6-3, 6-4のストレートで破り、芝大会で初のベスト8進出を果たした。
20歳のルーネはこれまで芝コートでは0勝3敗と1度も勝利できず。それでも今大会の1回戦で世界ランク42位のM・クレッシー(アメリカ)を7-6 (7-4), 7-6 (7-3)のストレートで下し芝大会初勝利をあげるとともに初戦突破を決めた。
地元ペニストンとの対戦となったルーネはこの日の第1セット、ファーストサービスが入ったときに91パーセントの高い確率でポイントを獲得。開始から3ゲームを連取するとサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム、2度のブレークポイントを凌ぎ先行する。
続く第2セット、第5ゲームで3度目のブレークポイントをものにしたルーネ。自身のサービスゲームでは1度のブレークポイントを凌ぎ、1時間16分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載し「最も重要だったのは僕がサーフェスに対して非常に謙虚な姿勢で臨み、どのプレーにも対応する準備ができていたことだと思う」と語った。
「彼(ペニストン)とは去年も対戦しているから、どんなプレーをするかは分かっていた。昨年はあまり見ていなかったけど、この1年で彼のプレーを見てきたし特にこのサーフェスでは素晴らしい選手だよ」
勝利したルーネは準々決勝で第6シードのL・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは2回戦で世界ランク35位のB・シェルトン(アメリカ)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードのC・ノリー(イギリス)と世界ランク32位のS・コルダ(アメリカ)が8強に駒を進めている。