男子テニスのイルクリー・トロフィー(イギリス/イルクリー、芝、ATPチャレンジャー)は21日、シングルス2回戦が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク172位の島袋将が世界ランク114位のR・ヒジカタ(オーストラリア)を3-6,…

男子テニスのイルクリー・トロフィー(イギリス/イルクリー、芝、ATPチャレンジャー)は21日、シングルス2回戦が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク172位の島袋将が世界ランク114位のR・ヒジカタ(オーストラリア)を3-6, 6-4, 6-3の逆転で破り、チャレンジャー大会で2週連続のベスト8進出を果たした。
25歳の島袋は今シーズン、1月のバンコク・オープン3(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会初優勝を果たすと、先月のKIA チュニス・オープン(チュニジア/チュニス、レッドクレー、ATPチャレンジャー)でも優勝を飾り、世界ランキングは現在の172位がキャリアハイとなっている。
前週のロスシー・オープン(イギリス/ノッティンガム、芝、チャレンジャー)で8強入りした島袋。今大会、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同510位のH・ウェンデルケン(イギリス)を6-2, 6-7 (2-7), 6-2のフルセットで下し初戦を突破している。
1回戦で第8シードの綿貫陽介を下したヒジカタと顔を合わせたこの日の第1セット、第1ゲームでブレークを許した島袋は第4ゲームでブレークバックに成功。しかし、第5・第9ゲームでブレークを奪われ、先行される。
続く第2セット、島袋は第2ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐ。その後サービスキープが続くと第7ゲームでブレークに成功し、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、島袋は第1ゲームから5ゲームを連取。直後の第6ゲームからヒジカタに3ゲームを連取されるも第9ゲームで4度目のブレークを奪い、2時間1分で勝利した。
勝利した島袋は準々決勝で世界ランク147位のA・カゾー(フランス)と対戦する。カゾーは2回戦でT・アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)と対戦したが、6-1, 3-1とリードした時点で棄権したため勝ち上がった。
同日には第4シードのJ・クブラー(オーストラリア)、世界ランク123位のZ・ピロス(ハンガリー)、予選を勝ち上がった同162位のシャン・ジュンチェン(中国)、同じく予選勝者の同435位のC・ブルーム(イギリス)が8強に駒を進めている。