男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク27位のD・シャポバロフ(カナダ)を6-2, 6-4のストレートで破り、2019年以…

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク27位のD・シャポバロフ(カナダ)を6-2, 6-4のストレートで破り、2019年以来4年ぶり4度目のベスト8進出を果たした。
26歳のズベレフは昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で足首を負傷し長期離脱したものの、今シーズンから本格的に復帰。序盤は思うような白星をあげられず苦戦していたが、先月のジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)で4強入りすると続く全仏オープンでは昨年と同じベスト4進出を記録するなど、回復を見せている。
シャポバロフとは8度目の顔合わせで芝コートでは初対戦となったズべレフ。この日の第1セットではファーストサービスが入ったときに91パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、第3ゲームをラブゲームでブレークに成功したズべレフ。その後はサービスキープを続けるとサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、3度目のマッチポイントをものにし1時間15分で勝利。試合を通してシャポバロフにブレークポイントを握られることなく完勝した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズべレフのコメントを掲載し「今日はとても幸せだよ。特にリターンには満足している。最初のリターンミスは第2セットの中盤だったと思うからね」と語った。
2016年と2017年に準優勝しているズべレフは準々決勝で世界ランク28位のN・ジャリー(チリ)と対戦する。ジャリーは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した第2シードのS・チチパス(ギリシャ)を7-6 (9-7), 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのD・メドベージェフと第8シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)が8強に駒を進めている。