選手の髪型にも注文「スポーツ選手としてどうか」 埼玉西武ライオンズの親会社である株式会社西武ホールディングス(HD)は2…

選手の髪型にも注文「スポーツ選手としてどうか」

 埼玉西武ライオンズの親会社である株式会社西武ホールディングス(HD)は21日、埼玉・所沢市内で定時株主総会を開催。昨年の168人より約300人も多い469人の株主が会場に足を運び、報道陣も昨年の9社(9人)から24社(計25人)に大幅に増え、知人女性への強制性交容疑で書類送検された西武・山川穂高内野手の件も話題に上った。

 株主の“ライオンズ愛”は、かなり熱いようだ。総会では西武鉄道などが進める「所沢駅西口開発計画」からプリンスホテルの予約アプリの使い勝手に至るまで、様々な事柄が議題に挙がる中、球団についての質問が2人の株主から計3つも飛んだ。

 まずは、株主の1人が「両エース(高橋光成投手と今井達也投手)のことです」と切り出した。そして「私はよく妻と食事をしながら西武の試合を見ますが、両エースが出てくると非常に見苦しい。と言うのは、髪型のことです。スポーツ選手としてどうかと思う。山川選手もプレーしていた時は、金色の太いネックレスをじゃらじゃらして、ダボダボのユニホームを着て、何か西武のクリーンなイメージがダメージを受けていた気がします。この点は、球団から注意できないものでしょうか。それとも個性として見過ごしているのでしょうか」とただした。

 回答に立った奥村剛球団社長は「選手起用、作戦面につきましては、選手の状態を最も知り尽くしている現場の松井(稼頭央)監督にお願いしております」とする一方、身だしなみなどについて「貴重なご意見をいただきましたので、球団として適切に対応、建設的にやってまいりたいと思います」とフロントが責任を持つ姿勢を示した格好。西武は長髪の高橋、今井を筆頭に、個性的な髪型の選手が多いのは確かだが、この辺りは賛否両論あるところではないだろうか。

 さらに株主は「2点目の質問は、世間を騒がしている山川選手のことです。私から見ると、超有名になったおごりが出たのだと思う。西武球団は12球団の中でも特に規律が厳しく、クリーンなイメージがある。私としては起訴、不起訴に関わらず、解雇を考えてもいいのではないかと思う」と厳しい処分を求めた。

山川離脱などで交流戦期間中に10試合連続2得点以下

 だが山川については、別の株主は逆に、「山川さんはいつ復帰するのか? 所沢で練習しているのですか? 10キロほどやせられたという記事を読みましたが、体調が心配です。最近は打線が2点しか取れなくて、つまらない。山川復帰を望んでいます」と擁護する声を上げた。西武は山川の離脱に中村剛也内野手の故障が重なったこともあって、セ・パ交流戦期間中に10試合連続2得点以下の惨状を呈するなど、打線がパワーダウン。パ・リーグ最下位に低迷しており、“背に腹は代えられない”思いで山川復帰を待望するファンもいるようだ。

 奥村社長は、書類送検に至ったことを球団トップとして謝罪した上で、「検察庁の判断、および関係各所のご意見をうかがい、適切に対応してまいります」と回答。検察の判断が起訴となるのか、あるいは不起訴なのか、さらには被害者やスポンサーの意向、世論なども踏まえて決断を下す構えだ。

 この日取材に訪れた24社というメディアの数は、西武HDの株主総会史上、かつて筆頭株主だった米投資ファンドのサーベラス・グループと経営陣の対立が表面化し物議を醸した2013年の42社(142人)に次いで多い。当時サーベラス側はライオンズの売却を求めていたと言われ、同年の出席株主は940人に上り、議論は過去最長の4時間50分に及んだ(この日は1時間29分)。久しぶりにライオンズの“危機”を感じた株主が、いても立ってもいられず足を運んだのかもしれない。(Full-Count編集部)