躍動した伊東(左)と三笘(右)。日本の両サイドのスピード溢れるプレーは圧巻だった(C)Getty Images 6月20日、サッカー日本代表は吹田スタジアムでペルー代表と国際親善試合を行い、4-1で勝利した。6点を奪って大勝した15日のエル…
躍動した伊東(左)と三笘(右)。日本の両サイドのスピード溢れるプレーは圧巻だった(C)Getty Images
6月20日、サッカー日本代表は吹田スタジアムでペルー代表と国際親善試合を行い、4-1で勝利した。6点を奪って大勝した15日のエルサルバドル戦に続き、この試合でも高い得点力を見せつけた。
【動画】4ゴールで快勝!三笘、伊東らが躍動したペルー戦のハイライト映像
前半22分に伊藤洋輝がミドルシュートを決め、代表初ゴールで先制すると、その15分後には自陣深い位置から長短野のパスをつなぎ、前線の三笘薫にボールが渡ると得意のドリブルでペナルティエリア内に持ち込みシュート。これがディフェンスに当たりゴールに吸い込まれた。
また、後半18分には三笘がゴール前にクロスを送り、走りこんだ伊東純也が冷静にボールをコントロールしながら押し込んだ。後半30分にも相手DFライン裏に抜け出した前田大然が4点目のゴール。ペルーはしばしば日本ゴールを脅かし、後半38分に1点を返すも、終始日本が圧倒する内容となった。
エルサルバドル戦からスタメン6人を入れ替えながらゴールを重ねたこともあり、チーム力の高さを示した日本代表。南米の強豪とも目されていたペルーに快勝したこの試合の内容はブラジルメディア『globo.com』も公式サイト上でニュースとして扱っている。
現地時間6月20日に配信されたトピックは「日本、ペルーを4-1で撃破し、吹田スタジアムの呪いを解く」と銘打たれている。同メディアは、過去、日本が国際親善試合やワールドカップ予選で幾度となく敗戦を喫していたとして、この日の勝利を称えた。
さらに、スタメンでゴールを挙げた2人のフォワード、伊東純也と三笘薫に対し、このゲームの採点で最高の「7.5」と評価した。
伊東については「クボやドウアンの影に隠れても、右ウイングのファーストチョイスとして選ばれるのは、こうしたパフォーマンスがあるからこそ。開始直後からピッチ上で最も危険な日本人選手として、最も多くの動きを作り出し、ペルーのディフェンスを苦しめ続けたのは彼だった」と称賛。
さらに、今月の2試合に先発した三笘も「試合に参加するのに時間がかかったが、すぐに日本のスター選手である理由、そして常に先発でなければならない理由を示した」と存在感の高さを指摘。加えて「個々の動きで危険な状況を作り出し、ゴールとアシストで決定的な役割を果たした。スガワラ、ジュンヤ・イトウ、クボに好機を作っており、もっとアシストがあってもよかった。フォワードの中で唯一、90分間フル出場した」として、全体でのパフォーマンスを高く評価するコメントを並べている。
伊東、三笘ともそれぞれが自身の特徴を存分に発揮出来た試合だったと言えるだろう。5日前のゲームに続き、前線のプレーヤーが強い印象を残す、快心の試合内容となった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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