男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク38位のA・マレー(イギリス)は第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)に3-6, 1-6のストレートで敗れ…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク38位のA・マレー(イギリス)は第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)に3-6, 1-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。
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36歳のマレーは先月のエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)と今月のレクサス・サービトン・トロフィー(イギリス/サービトン、芝、チャレンジャー)、前週のロスシー・オープン(イギリス/ノッティンガム、芝、ATPチャレンジャー)で優勝を飾るなど好調を維持しており、今大会に臨んだ。
この試合、マレーはファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得したものの、ファーストサービスが入る確率が54パーセントと低い水準に。セカンドサービスからデ ミノーに攻め込まれ、8度のブレークチャンスを与え、そのうち4度ブレークを許した。
リターンゲームでは3度のブレークポイントを握ったが、いずれもセーブされるなど苦戦。チャレンジャー大会を含めマッチ10連勝中だったが、1時間25分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載されている。
「良い選手に負けたし、とても快適だったよ。ここ数週間とは対戦相手のレベルは違うけど、先週のノッティンガムでは1セットも落とさずに勝てたんだ。サービトンでは、1セットしか落としていない。いい動きができているし、いいボールを打てている。ポジティブな兆候がたくさんあるんだ」
今後マレーは7月3日に開幕するウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に向けて調整を行う。同大会でマレーは2013年と2016年に優勝を飾っている。
「少し充電して、それから自分のゲームに取りかかろう。分析し過ぎないようにしたい。でも同時に、ここ数週間は、いいこともたくさんあったんだ。この調子でいきたいね」
勝利したデ ミノーは2回戦で世界ランク107位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンは1回戦で予選から出場した同67位のM・マクドナルド(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)や第2シードのH・ルーネ(デンマーク)、第3シードのT・フリッツ(アメリカ)、第4シードのF・ティアフォー(アメリカ)らが初戦を突破した。