男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク89位のD・ティーム(オーストリア)を6-3,…

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、第9シードのA・ズベレフ(ドイツ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク89位のD・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-4のストレートで破り、今季芝サーフェスでのシングルス初戦を白星で飾った。
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12度目の顔合わせで芝コートでは初の対戦となったこの日、ズベレフは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。ティームにブレークを許すことのないプレーを披露した。
リターンゲームでは7度のブレークチャンスを創出し、そのうち各セット1度ずつブレークに成功。1時間18分で快勝し、通算成績を4勝8敗とした。
26歳のズベレフは昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で足首を負傷し長期離脱したものの、今シーズンから本格的に復帰。序盤は思うような白星をあげられず苦戦していたが、けがした1年が経ち再び出場した全仏オープンでは昨年と同じベスト4進出を記録するなど、回復を見せている。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載された。
「勝利できてうれしいよ。芝はリズムを取るのが難しいサーフェスだ。ある意味、典型的な芝の試合で、各セットで1ブレークずつだった。全体的に見れば、勝利できてうれしいし、ここでもっと試合ができることを期待している。よく動いていたよ。でも、2年ぶりの芝生での試合は、とても難しいね」
2回戦でズベレフは世界ランク27位のD・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは1回戦で同291位のL・ハリス(南アフリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのA・ルブレフや、第4シードのJ・シナー(イタリア)、第6シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第8シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)らが初戦を突破している。