6月25日、第105回全国高校野球静岡大会の抽選会が行われ、各チームの対戦相手が決まると7月2日から県内10球場で熱戦が繰り広げられる。 春季大会と東海大会を初制覇した加藤学園、センバツ大会出場の常葉大菊川、そして連覇を目指す日大三島…

6月25日、第105回全国高校野球静岡大会の抽選会が行われ、各チームの対戦相手が決まると7月2日から県内10球場で熱戦が繰り広げられる。

春季大会と東海大会を初制覇した加藤学園、センバツ大会出場の常葉大菊川、そして連覇を目指す日大三島、浜松開誠館が軸となりそうだ。
今大会での第1シードには加藤学園、第2シードには日大三島、第3シードには常葉大菊川、第4シードは浜松開誠館。第5シードには静岡、藤枝明誠、掛川西、聖隷クリストファーとなる。
加藤学園は緩急をつける投球が持ち味の吉川慧や、球威のある酒井翔輝、そして投球術に磨きをかけている小沢亨彦らを揃えた投手層は厚く、トップバッターの池田真翔、3番の藤澤光輝らミートの上手い打者が多い。日大三島は昨夏の甲子園を経験した選手が多く残っている。エースの関野巧真は制球力が武器。右翼手で主軸の永野陽太も登板可能で投手陣に厚みがあり、池口奏は打線の中軸を担う好打者でチャンスに強い。
そして常葉大菊川は捕手の鈴木叶が打線の要で、エースの久保綾哉は“打たせて取る”ピッチングを持ち味としている。
浜松開誠館は、直球に力のある近藤愛斗が140キロ後半の力強いボールで押し、本多優と俊のツインズがバッティングで得点を呼び込む。ここに静岡、藤枝明誠、掛川西、聖隷クリストファーらが上位進出をうかがう激戦地区でもある。

決勝の地、草薙総合運動場硬式野球場は「沢村-ベーブ・ルース メモリアルスタジアム」という愛称をもつ。1934年に行われた日米野球で、当時17歳の沢村栄治が全米打線をルーゲーリックの本塁打による1失点に抑え快投した球場でもある。この夏も球児たちの白球を追う熱いドラマが、この舞台で繰り広げられる。

なお、スポーツブルで展開する「バーチャル高校野球」では、全49地方大会を1回戦から全試合無料ライブ配信!球児たちの雄姿や高校野球の魅力を余すところなく届けていく。また8月6日に阪神甲子園球場で開幕する全国大会も組み合わせ抽選会と全試合のライブ配信を行う予定だ。
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