男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は19日にシングルス1回戦が行われ、第1シードのD・メドベージェフが世界ランク57位のM・ギロン(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで破り、2年連続2度目の初戦…

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は19日にシングルス1回戦が行われ、第1シードのD・メドベージェフが世界ランク57位のM・ギロン(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで破り、2年連続2度目の初戦突破を果たした。この試合ではメドベージェフが大きく転倒する場面があった。
>>【動画】メドベージェフ、ラケット投げ飛ばし転倒したシーン<<
世界ランク3位のメドベージェフが今大会に出場するのは3年連続3度目。一昨年は初戦敗退だったものの、昨年は準優勝を飾っている。
今大会の1回戦の第1セット、メドベージェフは第5ゲームで先にブレークに成功する。しかし直後の第6ゲームの1ポイント目でギロンのドロップショットを追った際にバランスを崩し、ラケットを投げ飛ばしながら転倒するアクシデントに見舞われる。しばらく起き上がれなかったものの、大事には至らずプレーに戻りメドベージェフはこのゲームをキープ。その後もキープを続けたメドベージェフがこのセットを獲得する。
続く第2セット、ファーストサービス時に70パーセントの確率でポイントを獲得したメドベージェフはギロンにブレークを許さず、リターンゲームでは2度のブレークに成功。転倒のアクシデントをものともせず、1時間11分で2回戦に進んだ。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載。メドベージェフは「本当にタフな試合だった。人生で最高の試合ではなかったのは確かだ」と語った。
「まだ少しリズムが足りなかったんだ。でもそんなこととは関係なく、彼(ギロン)はとてもいいプレーをした」
「芝は時々こういうことがあるから、勝ててうれしいよ。1セットで1回ブレークして良いサーブを打てば勝負は決まるんだ」
勝利したメドベージェフは2回戦で世界ランク65位のL・ジェレ(セルビア)と対戦する。ジェレは1回戦で同228位のO・オッテ(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。