2023年6月16日(現地時間)にオーストリア・インスブルックにて「IFSC ボルダーワールドカップ インスブルック」が開催され、日本の安楽宙斗がW杯初優勝を飾った。2位には楢崎明智も入り最終戦となる今大会で日本勢がトップ2を独占した。また…
2023年6月16日(現地時間)にオーストリア・インスブルックにて「IFSC ボルダーワールドカップ インスブルック」が開催され、日本の安楽宙斗がW杯初優勝を飾った。2位には楢崎明智も入り最終戦となる今大会で日本勢がトップ2を独占した。
また女子と同様にボルダーW杯は今大会にてシーズン全日程が終了となり、年間ランキングも決定。1位は安楽宙斗、2位には韓国のイ・ドヒョン、3位には日本の楢崎智亜が入った。安楽はW杯初参戦のシーズンながら年間王者に輝く快挙となった。
W杯最終戦での大逆転となった安楽は「ただただ嬉しいです。ワールドカップ参戦1年目で優勝、年間ランキング1位を取れたことは自分でも誇らしく思います。これから始まるリードシーズン、そして2年目、3年目…も継続して良い成績を残せるよう、引き続き頑張ります。」とコメントを残した。
左から楢崎明智、安楽宙斗、サム・アベズー
© Jan Virt / IFSC.
日本人選手から決勝に進んだのは安楽宙斗・楢崎明智の2名であり、年間ランキング2位につけていた楢崎智亜は準決勝での敗退となった。
優勝した安楽は第1課題を完登、第2課題も唯一の完登で自身初のW杯優勝に大きく近づく。第3課題では安楽が完登できずゾーン獲得にとどまり、楢崎明智・サム・アベズー(フランス)の3選手が2完投で並んだ。しかし一番手の安楽は最終課題も確実にクリアして3完登。続くサム・アベズーは最終課題を完登できず、この時点で安楽の2位以上が確定した。
楢崎明智も最終課題を完登したがアテンプト数の差で安楽が1位に決まり、安楽のW杯初優勝が決まった。
安楽 宙斗 / © Lena Drapella/IFSC.
ボルダーW杯の今シーズンはこの第6戦をもって全日程が終了した。優勝した安楽をはじめ、2位のイ・ドヒョン(韓国)や、3位の楢崎智亜などアジア勢が年間ランキング上位を占めた。
日本人選手 結果
男子
1位 安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)
2位 楢崎 明智(日新火災)
7位 緒方 良行(B-PUMP)
11位 楢崎 智亜(無所属)
12位 通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
15位 藤井 快(無所属)
25位 佐野 大輝(Dボル・大器グループ)
50位 小俣 史温(東京都山岳連盟)
左からイ・ドヒョン、安楽宙斗、楢崎智亜
© Jan Virt / IFSC.
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