■ストーリア
【中間調整】日本を代表する名牝系のひとつ、ハッピートレイルズ一門に名を連ねる良血馬だ。クラシック本番では出番がなかったが、格上挑戦した2走前の中山牝馬Sで2着に入り、秘めた素質を開花させつつある。前走の福島牝馬Sは1番人気に応えられず5着。しかし使い詰めの疲れもあったようだし、緩いぺースのなか早めに動いた積極策が裏目に出た面もある。それで0秒3差なら、牝馬限定重賞なら上位争いできる実力の持ち主と言っていいだろう。
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その後はリフレッシュ放牧を挟み、このマーメイドSから再始動というのは予定通りのスケジュール。5月30日に栗東へ戻り、6月4日に坂路14-14で体をほぐす。8日のCW併せ馬が中間初めての速い時計で、目標とした相手を楽にパス。抜け出してからも鞍上坂井騎手がフワりとさせず闘魂注入したことで、1F11秒1(一杯)と豪快な伸びを見せた。
【最終追い切り】1週前にハードに追われたのが実質の最終追い。レース当週は今週は坂路単走・馬なりで確認程度の内容となった。馬場がかなり混雑した時間帯だったにもかかわらず、自分の走りに集中。ブレの少ないシャープな走りで登坂すると、ラストは促しにしっかり反応して重心を沈めて加速した。
【見解】帰厩後の速い時計は2本のみだが、これはいつものこと。外厩で基礎を作ってからトレセンで微調整という調整法で結果を残してきており、まったく問題ない。やや散漫さのあった前走時の最終追いに比べ、今回の集中ぶりは段違い。勝ち負けの競馬に期待していいだろう。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。