■ビッグリボン
【中間調整】4つ上の全兄に菊花賞を制し、古馬となってもGIで再三好走を見せたキセキがいるという良血馬だ。精神面で脆く不器用さが目立ち、蹄にも弱さを抱えるなどがあって出世が遅れていたが、昨年暮れの準オープンを勝利し、ようやく条件クラスを卒業。オープン入り後は2月のオープン特別・関門橋Sで3着、前走の福島牝馬Sでハナ差の2着と本格化の兆しを感じさせている。
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前走後はこのレース一本に目標を絞り、いったん短期放牧で骨休め。5月25日に帰厩し、27日に坂路14-14を出したのが初時計。翌日28日には坂路ラスト2F13秒2-11秒9(馬なり)とさっそく鋭く切れて緩みのないことをアピールした。1週前追いとなるCW併せ馬では序盤は溜めるだけ溜め、直線で弾けさすメリハリを意識した内容を消化。目標にした相手の後ろでピタッと我慢し、直線では唸るような勢いで相手を一気に抜き去った。
【最終追い切り】1週前と同様、西村淳騎手が騎乗しCW併せ馬。負荷はここまで十分に掛けられており、レース当週は馬なりで操縦性やバランス調整に主眼を置いた内容となった。古馬2勝クラスを目標に進み、楽に取り付き併走する。追われてブレた相手に対し貫禄の違いを示すようにシャープな走りを見せ、相手に合わせて併入とした。
【見解】前走時もいい状態だったが、短期放牧でのリフレッシュでさらに動きに切れが出てきた感がある。まさに充実一途といった雰囲気。落ち着くべきところで落ち着けているのも精神面での進境著しい証拠だし、重賞初Vを意識できる文句なしのデキで走れそう。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。






















