7月7日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念岩手大会のシード校は、春季大会でベスト8に残った花巻東、一関学院、盛岡三、盛岡四、大船渡、水沢工、専大北上、盛岡誠桜の8校。 優勝候補筆頭に挙げられるのは、昨秋、今春と県大会を制した花…

7月7日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念岩手大会のシード校は、春季大会でベスト8に残った花巻東、一関学院、盛岡三、盛岡四、大船渡、水沢工、専大北上、盛岡誠桜の8校。

優勝候補筆頭に挙げられるのは、昨秋、今春と県大会を制した花巻東。主に3番に座る注目の主砲・佐々木麟太郎の高校通算本塁打数は10日時点で134本。東北大会では不発に終わるも、既に伝説級の打撃を見せているスラッガーは最後の夏にどのようなパフォーマンスを見せるか。その後ろの4番を打つ主将・千葉柚樹は、東北大会2試合でいずれもマルチヒットを記録した。佐々木が勝負を避けられることも考えられる中で、中軸の仕事を果たしたい。

盛岡三は8校の中で唯一、春季東北大会ベスト4に進出。2年生エースの藤枝歳三は、東北大会の3試合すべてに先発し23回で6失点と試合を作った。強豪相手にも怯まず低めを丁寧につく投球に注目だ。4番に座る阿部蒼流は東北大会の初戦・八戸工大一戦で3打点を記録するなど、3試合いずれもマルチ安打。チームの支柱として夏も快音を響かせたい。

昨夏岩手大会を制した一関学院は、甲子園のマウンドを経験した投手陣が強力。小野涼介は昨夏、最速116キロの下手投げ右腕として注目を集めた。東北大会・仙台育英戦では5失点を喫したが、テンポの良く打者を幻惑する投球は見ものだ。寺尾皇汰は昨年甲子園のマウンドでエースナンバーを背負った投手。威力ある直球を武器に打者を打ち取り、投手陣を支える。

他にも花巻東と接戦を演じる盛岡大附、春4強の盛岡四、さらには躍進が期待される実力校の花巻南など、拮抗する岩手県大会。熱い戦いから目が離せない。

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(スポブル編集部)