Bリーグ創設から7年目となった2022-23シーズン。レギュラーシーズンでは千葉ジェッツがB1歴代最高となる53勝7敗(勝率…

 Bリーグ創設から7年目となった2022-23シーズン。レギュラーシーズンでは千葉ジェッツがB1歴代最高となる53勝7敗(勝率0.883)の成績を残すと、ファイナルではその千葉Jと琉球ゴールデンキングスが激突。最後は琉球が悲願の初優勝を果たし、今シーズンの幕が閉じた。

 本企画では今季のレギュラーシーズンで選手たちが残したスタッツをまとめ、項目ごとにランキング形式で紹介する。今回は合計得点と平均得点のそれぞれ上位20選手を見ていこう。

 なお、平均のランキングにはBリーグの基準における規定出場試合数に達していない選手も含まれている。

■2022-23シーズン B1合計得点 トップ20


1位:ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)1302得点(58試合出場)

2位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)1246得点(60試合出場)

3位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)1206得点(58試合出場)

4位:ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ)1164得点(60試合出場)

5位:スタントン・キッド(秋田ノーザンハピネッツ)1054得点(60試合出場)

6位:トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)1033得点(51試合出場)

7位:ジェロード・ユトフ(京都ハンナリーズ)1031得点(60試合出場)

8位:コティ・クラーク(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)1020得点(53試合出場)

8位:ジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)1020得点(56試合出場)

10位:ショーン・ロング(レバンガ北海道)1015得点(59試合出場)

11位:河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)1013得点(52試合出場)

12位:ブロック・モータム(レバンガ北海道)1011得点(57試合出場)

13位:シェック・ディアロ(京都ハンナリーズ)960得点(59試合出場)

14位:クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)951得点(56試合出場)

14位:ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)951得点(58試合出場)

16位:安藤誓哉(島根スサノオマジック)947得点(59試合出場)

17位:ケビン・ジョーンズ(サンロッカーズ渋谷)946得点(58試合出場)

18位:チャールズ・ジャクソン(横浜ビー・コルセアーズ)937得点(59試合出場)

19位:コフィ・コーバーン(新潟アルビレックスBB)929得点(49試合出場)

20位:ニック・ケイ(島根スサノオマジック)925得点(60試合出場)

 合計得点の1位には1302得点の大台に乗せ、初のベストファイブへと選出されたペリン・ビュフォードが輝いた。さらに、同じく島根からは、キャリアハイの947得点を挙げた安藤誓哉が16位、Bリーグ1年目となった昨シーズンを上回る925得点を記録したニック・ケイが20位にランクインを果たした。

 2位にはダバンテ・ガードナー、4位にはディージェイ・ニュービル、5位にはスタントン・キッド、7位にはジェロード・ユトフと、全60試合にフル出場してチームをけん引した鉄人たちが、それぞれ上位に名を連ねた。

 6月17日に38歳のバースデーを迎える大ベテランのニック・ファジーカスは、見事3位に食い込み、まだまだ健在ぶりをアピール。また、北海道を支えたショーン・ロングとブロック・モータムは、ともに1000得点を突破した唯一のデュオとなった。

 11位には1013得点を挙げた河村勇輝がランクイン。18位に入ったチャールズ・ジャクソンらとともに横浜BCをけん引すると、球団初のチャンピオンシップ出場に加え、セミファイナル進出を果たす。シーズン終了後のBリーグアワードでは、『新人賞』や『MVP』など個人6冠を受賞した。

■2022-23シーズン B1平均得点 トップ20


1位:マイルズ・ヘソン(富山グラウジーズ)22.9得点(22試合出場)

2位:ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)22.5得点(58試合出場)

3位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)20.8得点(58試合出場)

3位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)20.8得点(60試合出場)

5位:トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)20.3得点(51試合出場)

6位:ブライス・ジョンソン(富山グラウジーズ)19.7得点(33試合出場)

7位:河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)19.5得点(52試合出場)

8位:ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ)19.4得点(60試合出場)

9位:コティ・クラーク(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)19.3得点(53試合出場)

10位:コフィ・コーバーン(新潟アルビレックスBB)19.0得点(49試合出場)

11位:カイル・オクイン(三遠ネオフェニックス)18.8得点(37試合出場)

12位:クインシー・ミラー(シーホース三河)18.6得点(28試合出場)

13位:イヴァン・ブバ(滋賀レイクス)18.3得点(26試合出場)

14位:ジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)18.2得点(56試合出場)

15位:ブロック・モータム(レバンガ北海道)17.7得点(57試合出場)

16位:ノヴァー・ガドソン(富山グラウジーズ)17.6得点(28試合出場)

16位:スタントン・キッド(秋田ノーザンハピネッツ)17.6得点(60試合出場)

16位:ライアン・ケリー(サンロッカーズ渋谷)17.6得点(52試合出場)

19位:ジョシュア・スミス(富山グラウジーズ)17.5得点(46試合出場)

20位:ヤンテ・メイテン(三遠ネオフェニックス)17.4得点(12試合出場)

 今季の得点王を獲得したのはビュフォードだが、シーズン後半に富山へと加入したマイルズ・ヘソンは平均22.9得点でランキングのトップに立った。富山からは計4選手がランクインしたが、ブライス・ジョンソンやノヴァー・ガドソンは約半分の試合を欠場することに。苦しいチーム状況のなか、ヘソンの活躍が大きな原動力となり、富山はシーズン最終戦でB1残留を決めた。

 負傷による長期離脱や、シーズン途中加入選手など、合計得点とはまた違った顔ぶれとなった平均得点ランキング。帰化選手を除くと日本人選手は河村のみとなったが、強力な点取屋たちが並ぶなか、堂々の7位に輝いた。

【動画】圧巻のキャリアハイ42得点! ペリン・ビュフォードのハイライト