4月18日にスペイン・バルセロナで開幕の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/クレーコート)。 土曜日に行なわれた準決勝。ラファエル・ナダル(スペイン)と錦織圭(日清食品)がそれぞれ勝利して決勝に進んだ。いずれも今大会…

 4月18日にスペイン・バルセロナで開幕の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/クレーコート)。

 土曜日に行なわれた準決勝。ラファエル・ナダル(スペイン)と錦織圭(日清食品)がそれぞれ勝利して決勝に進んだ。いずれも今大会の優勝経験者同士だ。

 ナダルはフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-3 6-3で下しての勝利で、今大会での決勝進出は2013年大会以来久々だ。この年のナダルはそのまま優勝し、記録となる8度目のタイトルを獲得していた。

 錦織は今大会を2連覇中のディフェンディング・チャンピオン。準決勝ではブノワ・ペール(フランス)を6-3 6-2で下しての勝ち上がりだ。

 ナダルと錦織の対戦成績はナダルから8勝1敗。だが、厳しい決勝になるだろうと予想されている。

「僕もベストのプレーをしないといけない」とナダルは話している。

 ナダルは第1シード。コールシュライバー戦では相手のサービスゲームを3度破り、一度だけあったプレークのピンチもしのいでの勝利だった。

 錦織もペールを圧倒した。試合では9本のブレークチャンス中、5本を生かしての勝利だった。

「この3年はここでいごくいいプレーができている。明日も素晴らしい試合がしたい」と錦織は話している。

 錦織は第2シード。ペール戦ではドロップショットを使って来たペールに対して序盤からリードした。ペールにはダブルフォールトなども多く、第1セットの最後はダブルフォールトを続けてペールが落とした。

 アンフォーストエラーも多かったペールは、股抜きでのドロップショットなど、トリックショットも多用した。試合の最後のポイントも、それが失敗してのものだった。(C)AP