■トウシンマカオ
【中間調整】昨年秋の京阪杯で重賞初V。大外枠かつ58.5キロと酷量を課せられたシルクロードS4着を経て、前走・高松宮記念での躍進に期待されたがまさかの15着に終わってしまった。ただし、牡馬としては小柄でパワーを要する不良馬場はいかにも不向きで、14番枠から外後方の競馬を強いられたのも要因だろう。情状酌量の余地がある大敗だったと言える。その後は再起を期し、函館スプリントSから仕切り直すことに。
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放牧から5月半ばに美浦へ戻り14日の初時計だった坂路15-15で体をほぐす。18日の坂路ではラスト2F12秒6-12秒2(馬なり)と加速できており、立ち上げはかなり順調なようだ。美浦で行った1週前追いはウッドで8馬身ほど先に行かせた相手を追う意欲的な内容。楽な手応えのままで追いつき、最後は1馬身抜け出してのフィニッシュだった。5F全体の時計は自己ベストを更新する64秒9(強め)。
【最終追い切り】鮫島克駿騎手騎乗、函館芝併せ馬。大きく前に行かせた3歳未勝利に対しコーナーワークで詰め寄ると、直線半ばであっさり突き放し結果6馬身の先着を果たしている。
【見解】美浦での1週前も圧巻だったが、現地での攻めも豪快。格下相手に先着は当然のこととしても、1頭になってもフワりとさせないよう鞍上がしっかり追ったあたり脚元や体調の状況もすこぶる良好のよう。水分を含んだ馬場をモノともせず加速できており、抜群のデキと言える。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■函館スプリントステークス2023 調教動画(トウシンマカオ)


























