◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前(7日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)ツアー3勝の野村敏京は、カテゴリーでは17番目になるトーナメント優勝者の資格(※出場を決める優…

2018年大会以来の、全米女子OPの切符を獲得した

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前(7日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

ツアー3勝の野村敏京は、カテゴリーでは17番目になるトーナメント優勝者の資格(※出場を決める優先順位は勝利数に基づいて決定)で予選落ちに終わった5月「ファウンダーズカップ」以来の今季3戦目に臨む。

慢性的に抱える腰痛については「だいぶ良くなってきて。今は前よりも調子はいいかも」と上向きな体のコンディションに、表情は明るい。

今大会を迎える前週の5月31日(水)、ノースカロライナ州のスターマウント・フィレスト・カントリークラブで行われたメジャー「全米女子オープンpresented by プロメディカ」(7月6日開幕 カリフォルニア州・ペブルビーチGL)の米国予選会に出場してきた。

1日36ホールの長丁場を経てトップ通過を果たし、大舞台の切符を獲得。2018年大会以来、5年ぶり7度目の出場を決めた。「予選会を通って全米女子オープンに出て。そこでチャンスをつかんで次の試合に出られるようにするのが今年のプランだった」

ポアナ芝のグリーンに対応できるかがカギとなりそう

試合に出る機会が少ないながら、調子を見事に合わせてきた。メジャーであれば“一発逆転”のチャンスもあり、シード復帰に向けても付与されるポイントは大きい。「通ってよかったです」とまずは第一関門の突破に安どした。

「あの(全米女子OP予選会の)コースは次のホールまでの間も遠くなくて、すぐ次のホールに…という感じで、そんなに疲れなかった」。疲労も思った以上にはたまらず、おまけに今週の大会は金曜日始まりの3日間大会。「試合をやってみないと分からないけど、どんどん調子は良くなってきている気はする」と話した。

過去10回にわたって出ている今大会は、2016年に優勝争いを演じて2位で終えた。「前よりもグリーン周りとか硬くなっている感じはする。いつもポアナ芝でパッティングは難しいけど、今年はパッティングに加えてセカンドの距離感も大事になる」と戦略を練った。ペブルビーチでの活躍も照準ではあるが、「早くてもいいかな…とも」とニコリと微笑んだ。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)